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メトロポリスの片隅で -ヴィパッサナー瞑想会報告-
お茶の水夜景
 この週末、東京に来ている。
 写真は、生まれ育ったお茶ノ水の、実家ビル6階自室からの夜景。ネオンの明かりの反射で、夜なのに空が白い。この眺めを見ながら、20代前半の4年間を過ごした。(それ以前は木造2階建ての家。)でも、僕はもう、二度とこんな都会には住めない。屋久島に逃げて正解だったと再確認できた。

 さて今日は、東京に来た目的である、ヴィパッサナー瞑想会参加の報告を書く。
 ある人に、「救われようと思っているうちは救われないと思う」と、突き放されたように言われた。本当にそうなのかもしれない。
 それでも僕は、救われようとしてあがき続けている。今はそれ以外の気持ちになれないから。それに、もうダメだという位まで自分で努力を重ね続けて、最後を天命にゆだねた人にのみ、救いの手はさしのべられるような気がするから。

 で、今日の地橋先生のヴィパッサナー瞑想会である。
 午後1時半から瞑想1時間半、講話1時間、質疑応答3時間、さらに中華料理店で食事をしながらの懇話会2時間。ほとんど休憩なしの7時間半、じっと座っている時間が多くかなり脚が痛くなったが、内容はものすごく有意義だった。
 スタート時点では40人以上の参加者で大盛況。これでは個人的な相談など出来ないかなと思われたが、僕が遠方からの参加者であり、かつFさんという知り合いもいる(屋久島のFさんは地橋先生のほとんど1番弟子だったらしい。)ことで、個人的に目を掛けて頂き、直接いろいろな疑問に答えて頂けた。わざわざ東京まで上ってきた甲斐があった。

 前回記事でも大体書いたことだが、僕が一番聞きたかった疑問。
 「クリシュナムルティの説くように、純粋に思考を観察するだけで(反応系の修行なしで)自分を変えることは出来ませんか?」
 地橋先生の回答。
 「クリシュナムルティが『自分の言う通りできた人間は一人もいなかった』と晩年言っていたでしょう、つまり彼は、自分は悟ったかもしれないが、指導者としては失格なのです。もちろん、気づきの重要性を文学的に美しく表現して人々に訴え、ヴィパッサナー瞑想が世界にここまで広まる下地を作ってくれた功績というのはものすごく大きいのですが。それに比べて仏陀は何人もの阿羅漢を育てたんです。だから仏陀の方法論の方が優れているんです。つまり、仏陀の言うように反応系の修行もしないといけないんです。反応系の修行をしないで、自分の心の観察だけで正しく生きていける人というのは、両親から完璧な愛情を受けて真っ直ぐに育ったようなごくごく限られた人だけなのです。ほとんどの人は、今までの人生で誤った心の反応パターンを刷り込まれているので、意識してそれを書き換えていかないといけないんです。」
 
 さらに食い下がっての疑問。
 「しかし僕は、反応系の修行として慈悲の瞑想は良いからやりなさい、五戒を絶対破ってはいけません、などと頭ごなしに言われることにものすごい抵抗があります。何も考えずにそれを受け入れられるような人間なら、どの宗教でもこれこそ一番と信じられちゃうんじゃないですか?」
 地橋先生の回答。
 「あらゆる宗教で、やって良い事悪い事というのは実はほぼ同じような事を言ってます。(この点については、僕の好きなD.カーネギー、中村天風、斉藤一人など、成功哲学系として一段低く見られているような人々も、ポジティブに考えろ、人に感謝しろ、など宗教の教えとだぶる部分が多いのではないか?という僕の見解に、地橋先生も同意された。)そういうことを受け入れるのに抵抗があるという貴方のような人は、厳格すぎる親に育てられたとかで、規範や倫理に対する反発心があることが多いのです。そういう人こそヴィパッサナーよりもまず、反応系の修行として、親、特に母親との間の今までの関係を見つめ直す「内観」をすることを勧めます。」

 まさか、ヴィパッサナーの瞑想会に行って、先日来迷っていた内観を勧められるとは思ってもなかったのでびっくり。しかし、かなり図星を指された(というより、自分が言って欲しいと内心思っていたことをずばり言われたという方が適切か)ので、心にこたえた。そして、懇話会で隣に座っていた女性が、なんと明日から佐賀での内観合宿に参加するとのこと。
 うーん、これは早いところ、僕も一週間休みを取って内観合宿に参加するしかなさそうである。

 そして、この9ヶ月近く1日も欠かさず続けてきた体のトレーニングに加えて、心のトレーニングとして、毎日10分間(ヴィパッサナーの)歩く瞑想をやっていくことを今日決意した。
 やると決めたら俺はやるぞ。


Comment

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こんにちは
ときどき読ませていただいています。

思いがけなくヴィパッサナーの話が出てきたりして驚きました。
私も2年位前に地橋先生の講座を受けました。
最近はほとんど瞑想もしてないですが。

地橋先生とのやりとりなど、とても興味深く読ませていただきました。
ありがとうございました。
ちょっと興味があるので合宿に参加されたら内観の感想なども期待しております。
kazu | URL | 2010/04/07/Wed 22:43 [EDIT]
こんにちは。
初めまして?
コメントありがとうございます。

内観合宿ですが、早速今月末仕事の休みをもらって、佐賀の多布施で受けることにしました。帰ってきたらブログでも報告したいと思います。

ところで、えーっと、kazuさんってどなたでしたっけ?
まだまだかなりマイナーと思われるヴィパッサナーの講座を、受けられたことがあるというのは驚きです。知り合いでないのに、こんなブログを読んでいただいているとしたら、もっと驚きですが。
もし、私の知り合いの方でしたら、メールでご連絡いただけますか?よろしくお願いします。
屋久島遡行人 | URL | 2010/04/08/Thu 08:15 [EDIT]
あ、わかりました。
あ、kazuさんですね。
足跡見て、わかりました。
今後ともよろしくお願いします。
屋久島遡行人 | URL | 2010/04/08/Thu 14:22 [EDIT]

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