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愛子沢~ゲンタンクボ・屋久島沢登り記録
愛子沢遠望
 2年前良く一緒に沢に行っていた環境省のO君が、夏休みを取って突然東京から遊びに来た。一日沢登りに付き合って欲しいということで、急遽、8月1日、安房川支流の愛子沢に行くことに。同行は、O君の後任者M君(初心者)と、職場の同僚Kさん(初級者)。
 今日は、オーダーメードザック初使用の日でもある。一体どんな背負い心地なのか、すごく楽しみ。
 屋久杉自然館6時発のシャトルバスに乗り、荒川登山口へ。天気は晴れときどき曇り。6:50、登山口出発。トロッコ道を歩いていると、やがて安房川の対岸に愛子沢の壮観が見えてくる(トップ写真)。
 7:15、太忠橋のところで、太忠沢に入渓。そのまま沢を下り、7:40、安房川合流部着。少し安房川を下流へ歩き、7:45、愛子沢出合着。
愛子沢1愛子沢2
 早速、泳ぎ(1枚目)。2枚目は、F1、12m。中を行けるかと近くに見に行ったが、無理だった。左岸巻き、容易。
愛子沢3愛子沢4愛子沢5愛子沢6
 続いて、1枚目の左岸にかかるスダレ状の滝、10m。ここの右岸脇を登っていくと、途中のツツジの花がきれい。そして、3枚目、もう一つトイ状の滝が急に目の前に出現。これを右岸のヤブから巻いて上に出ると、さっきのスダレ状の滝とトイ状の滝が上で一つになっており、実は両方とも本流だということがわかる(4枚目)。
 Co750の愛子岳方面への沢との分岐は水量2:1。愛子沢の名前の由来である愛子岳へ登りたい気もしたが、今回はあくまでも水量の多い本流にこだわって、楠川前岳方面の左俣(ゲンタンクボ)に入る。
愛子沢7愛子沢8愛子沢9
 途中の屋久杉(明らかに樹齢千年以上の大木)。屋久杉倒木の紋様。倒木にできた天然の苔玉。
 Co810の分岐(10時着)は水量1:1。左俣の方が本流らしい渓相で、そっちに入りたくなるが、そちらに行くと、白谷山荘方面のコルに出てしまう。地図読みをしっかりしていれば間違えないが、要注意。今回僕はうっかりしていて、地図読みで2回O君に助けられた。
愛子沢10愛子沢11愛子沢12愛子沢13
 この分岐から上はほとんど小滝がなくなり、さらに平坦で落ち着いた渓相になってくる。
愛子沢14愛子沢15愛子沢16
 源頭に近づくにつれ、苔が増えて、一面緑の世界になってくる。分岐では、ひたすら水量の多い方を選んで進めば間違えることはない。
 C01020で水枯れ(2枚目)。ここで休憩中、生まれて初めてキツツキが木を穿つ音を聴いた。一定のリズムでポーン、ポーンと鹿威し(ししおどし)にも似た風流な音が森の中に響き渡っていた。
 その後コンパスを北に切り、そこそこの密度の藪漕ぎを20分近くして、14時楠川前岳のピーク(3枚目)へ。

 帰りの雲水峡への登山道は、ピンクテープはあるものの結構わかりにくく、かつ、かなり長かった。1時間25分歩いて、15:55、白谷雲水峡着。登りは良かったのに、藪漕ぎから下山で非常に疲れた。16時発のバスに乗って帰った。


 愛子沢の難易度は2級。ザイルは不要。最初に二つの大きな滝と、中盤以降ずっと続く、穏やかな河原歩き。初心者連れでも問題なく行けて、屋久島の沢らしさが味わえる秀渓。ただし、下山路が登山道にしてはややきつめ。手軽さを求めるなら、Co810の二又で左に入って、白谷山荘を目指すのがいいかもしれない(但し、最後にどの位藪漕ぎがあるかは不明)。行きも帰りも公共交通機関を使えるという点が、屋久島では非常に珍しい沢。レンタカーを借りていない島外登山者にも、便利で行きやすいかも。


 新ザック
 これが、今日デビューした沢登り専用オーダーメードザック。工夫点、使い心地についてのレポートは、また後日、たっぷりと書きます。お楽しみに。


 

Comment

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ありがとうございました
久々屋久島の良き沢に御一緒できて楽しかったです。
突然でしたが、お付き合いいただきありがとうございました。
スリルあふれる滝がある沢ではありませんでしたが、屋久島の森の良さが出ている素敵な沢でした。
随分リフレッシュできました。やっぱり屋久島は素敵ですね。
今日帰京しましたが、おかげで明日からも頑張れそうです。

※ゲンタンクボの上流には昔ワサビ田があったとの話も聞いたことがある気がしますが、白谷に抜ける方の沢であればその跡があったりするのでしょうか。
Seishu | URL | 2010/08/03/Tue 23:08 [EDIT]
こちらこそ、ありがとうございました。
地図読みでは本当に助けられました。まだまだ、僕は甘いですね。
それにしても、思いつきで行ったにしては、なかなか美しい沢で、楽しかったです。
ワサビ田については、白谷川上部の遡行の際にでも探して来ますね。
また来年、是非遊びに来てください!
屋久島遡行人 | URL | 2010/08/03/Tue 23:19 [EDIT]
この源流の美しさ!これは屋久島ならではですね。
言葉になりません。他では絶対に見られない景観ですよね。
私も行ってみたい~。
インヤン | URL | 2010/08/04/Wed 17:29 [EDIT]
私こそ武平谷に行ってみたい~
最近、屋久島の沢の美しさに慣れすぎて、ちょっとやそっとでは感動しなくなってしまいました・・・
これでは何のために毎週沢登りしているのかわかりませんね。いかんいかん。
屋久島遡行人 | URL | 2010/08/04/Wed 18:38 [EDIT]
下山後のバス
沢も素敵でしたが、16時白谷発のバスは安房先の牧野まで行き、その後も運転手の親切心のもと、スムーズに自然館まで戻ってこれました。その点非常にスムーズで素敵な山行でした。
そもそもタクシー会社に「16時、白谷雲水峡入口で」とお願いしたら「ちょうどバスがあるので乗り遅れたら連絡ください(20分で迎えに行きます)」と大変親身であったのが印象的でした。
また是非遊びに行きたいのでその時はお願いたします。
Seishu | URL | 2010/08/04/Wed 22:56 [EDIT]
ちょっと気になってました
太忠沢少し下流の対岸ですよね。こんな渓相だったんですね。
入り口に付近に大きな切り株が鎮座して、本流との出合いで水温がグンと下がったのと、水が美味しかったのでテン場からここまで汲みに来たので良く覚えています。
Pooh | URL | 2010/08/05/Thu 13:02 [EDIT]
通ですねえ、
水がおいしかったからわざわざ汲みに来るなんて!
沢の水の冷たさはともかく、味の違いなんてまるでわからない僕にとってはびっくりです。
登攀の楽しさはまるでないのですが、渓相の美しさは予想以上の沢でしたよ。
屋久島遡行人 | URL | 2010/08/05/Thu 14:00 [EDIT]
オーダーメイドザック。。。
の理想型は秀岳荘ザック? ザックは何故にかくも改悪が進んで行くのでしょうかねぇ? レポート楽しみに待ちます。
matubaran | URL | 2010/08/05/Thu 18:10 [EDIT]
秀岳荘バガブーですか!?
懐かしいですねえ、確かに、見た目は似てるかも・・・。
それにしても最近のザックはまるでおもちゃみたいですよね。
屋久島遡行人 | URL | 2010/08/07/Sat 20:39 [EDIT]
F2はボルト一本打てばずり上がれるんじゃないかと思ってたんですが・・・あれ以来行ってなかったなあ。
mossforester3 | URL | 2010/08/14/Sat 17:47 [EDIT]
ボルトは、さすがに沢に持って行ったことないんですよねえ。
僕の中のルールとして。
そこまでして直登しなくてもいいだろうって気がするんで。
屋久島遡行人 | URL | 2010/08/14/Sat 19:40 [EDIT]

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