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一湊川支流(一湊岳沢)・屋久島沢登り記録
一湊岳0
 今回カメラを落としたので、写真は同行者の撮ったもの。Mさん、Kさんに感謝。

 9月12日、仙骨骨折後のリハビリ山行、第3弾。
 しつこく、3回連続で一湊川。今回は一湊岳(標高974mの営林岳)に突き上げる支流である。
 天気は、曇一時雨、のち晴一時雨。
 同行は、環境省のMさん(初級者)、職場の同僚の、Kさん(初級者)、Yさん(初心者)。
一湊岳1一湊岳2一湊岳3
 9:20、林道ゲート出発。林道を5分歩いて、一昨日通ったばかりのCo250の堰堤の所から飛び降りて本流に入渓。すぐ目の前に出てくる二俣(水量2:3)を、左の一湊岳に突き上げる支流に入る。途中、足元に一匹のマムシを見つけ、肝を冷やす。
 入渓後45分ほどで、林道の橋出現(1枚目)。橋をくぐり抜け、Co430の二俣を左に入る。徐々に勾配が強まってくるが、倒木もほとんどなくて素直な歩き易い沢。そのうち、そこそこ強い雨が降ってきた。もうかなり上流部なので鉄砲水を心配することもないとは思うが、しばらくは両岸に岩壁が迫っていて、万一の場合、逃げ場が無い(3枚目)。よって、すばやくこの場所を抜けるべく急ぎ足で登っていくと、予想より早く10:45、Co550の三俣到着。ここで休憩。
一湊岳4一湊岳6一湊岳7一湊岳5
 この三俣(1枚目は右俣と中俣)はなかなか見ごたえがある。左俣は普通の沢だが、中俣が段々15m、そして右俣が圧巻20mの滝。我らの進路は右俣。
 20mの滝が直登可能か偵察(2枚目)。水流の左(右岸寄り)を、垂れ下がっている木の根っこをつかみながら登れそうな気がした(3枚目)が、確実な中間支点が今一つ取れそうに無かったことと、初心者初級者の女性2名にはちょっと無理そうだったので、あきらめた。
一湊岳8一湊岳9
 1枚目の如く、左岸のルンゼを小さく巻き気味に登る。初心者にはザイルを出すか出さないか迷うくらいのきつい傾斜。結局出さずに登った。所要20分。
 続いて現れる2枚目の小滝を登ると・・・
一湊岳10一湊岳11
 すぐにまた、25mの滝が出現。これは、さっきの滝と比べてなんとか行けそうに見えた。
 Mさんに確保してもらって、トライ。最初の取り付きが難しくて落ちそうだったので、キャメロットをセットして中間支点に。しかし、感触的に支点としての確実度97%位。もし、これが外れて、下に落ちたら足首捻挫位はしそうな場所だったので、50cm位上にももう一個キャメロットをセット。これで確実度99.91%(両方とも外れちゃう確率=3%×3%=0.09%だから)に上昇。フリーで登りたかったが、ヌルヌル滑って登れず、2個のキャメロットを思いっきり掴んでA0登攀。
 さらにその上にも難所が続く。あいにく、今日はキャメロットをたった3個しか持って来ていない。そこで、3個目をセットしたら、クライムダウンして、一番最初にセットしたキャメロットを回収、再利用することに。さらに、右岸にハーケンも2箇所連打。そして、流れのど真ん中を全身に水を浴びながら登り始めた滝の中間部。Ⅲ級位に見えたが、実際登り始めると予想以上にヌメり、Ⅳ級+はありそう。しっかり1回フォール。さっき打ったハーケンがしっかり決まってくれたので、1~2mずり落ちて、途中の滝壷にはまっただけですんだ。気を取り直し再挑戦、両手突っ張り技を駆使して突破。
 上部で少し左岸寄りのリスの中にハーケンを1個打つ。最後は4mほど、Ⅳ級-の登り。幅5cmほどの水の流れるリスの中に、手足をジャミングしながら上がるという、テクニカルな場所。手持ちのキャメロットが尽きてしまい、ランアウト(中間支点での安全確保ができていない状態)である。落ちたら大怪我、下手すりゃ死亡。絶対に落ちられないという思いで、緊張の脂汗を噴き出しながら、何とか登り切った。やったー。この達成感!!。脳内麻薬がドバッと出る。
 滝の落ち口の立ち木でセルフビレイを取り、後続3人を引っ張り上げる。特に初心者のYさんは、初めてなのに、良く頑張って登ってきてくれた。ちなみに、買ったばかりのATC-XPを、確保器として今回初めて使ってみたが、これは引っ張り上げるのにかなり楽だった。しかしそれでも、自分のクライミング+3人を引き上げると、僕の腕はパンパンになってしまった。
 結局この登りに、1時間40分かかった。
 ふと、気づくと、僕の防水デジカメが、ストラップから外れて無くなっている。きっと、滝を落ちたときに落としたのに違いない。最後尾のMさんに滝壺を探ってもらったが、発見できず。涙。
一湊岳12一湊岳13
 この滝直後に、1枚目の10m斜滝。流れの左(右岸)を小巻きに登るが、少しいやらしい。(翌週は左岸を少し大きめに巻いたら、安全だった。)その後は、登り易い沢筋で、グングン標高を稼ぐ。一昨日の本流と同様、苔むして綺麗。Co670二俣(水量1:4)は右に入る。Co930位までは水が続く。源頭の風景は、曇り空と周囲の木のために、まるで日没間際のように暗かった。一旦ピーク南側のコルに出ると、そこには、2枚目のような変な形の木が生えていた。
一湊岳14一湊岳15一湊岳16
 そこからはひたすら高い方を目指して10分ほどのヤブコギで、最高地点に到達。そこからピンクテープをたどると、厳密な最高地点よりも数十メートル南側に、一湊岳ピーク標識と祠があった。15:35着。ここからの眺めが絶景。奥岳こそ雲に隠れて見えなかったが、太平洋の大海原、宮之浦川、そして、小さく我が職場の建物も見える。暗い沢を抜けたフィナーレがこの景観、しかも虹付きというのは、最高のご褒美だった。
 16時下山開始。時間が遅かったので、当初予定していた志戸子岳(一等三角点があるので、行ってみたかったのだが)はカット。17:55、林道ゲート着。


 一湊川支流一湊岳沢(と僕が仮命名)は、難易度2級(但し、25m滝は左岸を巻くとして)。苔むしたなかなか美しい沢で、かつ、登攀的に楽しめる要素もあり、一湊川水系では最もお勧めできる沢だった。しかも、最後のピークからの眺めは太鼓岩並みに素晴らしい。20m滝や25m滝を巻かずに登りたい人は、キャメロット、ハーケンなどの類をふんだんに持って行った方が良いだろう。今回のコースタイムは初心者連れということもあり、かなりゆっくり目。


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