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中間川下部・屋久島沢登り記録
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 昨日9月25日は、中間川下部(海から林道終点まで)に単独で行ってきた。
 地形図を見る限り容易そうな沢だが、この場所は過去の遡行記録が一切なく、行ったという人の話も聞かない。一体どんな沢なのか、期待と不安でワクワクする。
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 7:10、例によって、波立つ海水に足を浸してから入渓。天気は曇り。正面に七五岳の尖峰が見える。左手には、中間名物のガジュマルの木も。
 やはり道路の排水が流れ込んでいる影響だろう、しばらくの間かなり匂う。水にちょっと顔をつけたくない感じ。下流部は護岸工事の跡や堰堤も目立つ。早く通り抜けたい。
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 15分ほどで、1枚目のF1、4m出現。淵を泳いで左岸寄りを直登。2枚目F2、5mは、滝壷を泳いで近付いてみる気にもなれず、そそくさと右岸を巻いた。この日は気温がやや低目で、ネオプレーンのベストを着てきて正解であった。
 8:20、Co100の橋出現。ここで休憩。その先も、まるで要塞のように聳え立つ堰堤が続き、うんざりさせられる。特に4枚目、Co140の堰堤はでかすぎる。こりゃ一体ダムかい?左岸を巻いていたら林道に出てしまい、林道を数分歩かされた。しかし、ここの林道脇に民家が一軒建っていたのにはちょっと驚いた。
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 その後は沢は、1枚目の如くようやく少しずつ屋久島の沢らしい落ち着きを取り戻す。2枚目は、多少登るのに苦労する滝。
 Co175で、左から滝状の枝沢(3枚目)が入る。Co195最後の堰堤を過ぎると、もう水の匂いも気にならなくなる。巨岩がゴロゴロという訳ではなく、2~3mの小滝すらほとんど無く、楽に距離を稼げる。まあ、ほとんど変化の無い沢と言うことなのだが。
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 ところが、Co300で角を曲がって、足元に集中していた顔をふとあげると・・・、1、2枚目のような2段の大滝がすぐ目の前にあった。ビックリして思わず「ホァー!」と声が漏れた。全く予想もしていなかった展開で、かつ一人で来ていただけに、ちょっと怖さも感じた。目測で1段目12m、2段目6mといった所か。水量が凄くて、高さ以上の大迫力がある。まず違うとは思うが、過去の遡行記録が見当たらないということは、この滝を見た人間はまさか僕が初めて!?と思うとますます興奮する。直登は単独でなくてもとても無理なので、左岸を巻いた。
 その後の3枚目の滝は行けそうに見えるが、実際に泳いで行ってみるとツルツルで取り付けず、駄目だった。左岸を巻きながら様子を見ると(4枚目)、普通の登り方ではとても無理なことが良くわかった。行くとしたら、左手のクラックにカムを利かせて、アブミ登攀だろう。ああそれにしても、自然の造形の妙!
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 Co330で左からまた、滝状の枝沢(1枚目)を分ける。
 ここから先は、林道終点に出るのに使う予定のCo475左岸の枝沢を見逃さないように、地図と首っ引きで現在地確認しながら進む。目標の枝沢はすぐにわかった。が、3枚目のように出合がいきなり直登不能な滝。やむなく、少し下流に戻り、藪の斜面を登り始める。屋久島の藪にしては珍しく木が少なく、泥壁に近い多少いやらしい登りが最初は続くが、後は楽勝。枝沢はもう無視して、そのまま登り易い所をまっすぐ登っていくと、わずか10分の薮漕ぎで12時ジャストに林道着(4枚目)。
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 次回、中間川上部につなげるときのために、沢の降り口に、落ちてた缶で目印を作ってきた。そのまま林道(奥まで3分の2ほど進んだところに、車止めのチェーンがあるので、残念ながら終点までは車では入れない。行くとしてもジムニーがお勧めの、ダート道。)を下って13時半、出発地点に戻った。


 中間川下部は難易度2級。前半はまるで見所がなく、多数の巨大堰堤にうんざりさせられるが、後半の大滝は見ごたえがあった。林道がほぼ平行して走っているのでエスケープの心配はないが、その分、全体に人の痕跡がプンプンしていて、野性味は乏しい。なぜか割と滑る岩が多いので、アクアステルス系のソールは止めたほうが良い。核心は堰堤と大滝の巻き?登攀具は不要。


Comment

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いいっすねえ!
おひさしぶりです!

さすが屋久島、素晴らしい沢がいくらでもある感じですね!
そして単独行の緊張感とビンビンな感性、うらやましいです

こちらはそろそろ紅葉の季節
上越のスラブの沢でもいってみようかと思ってます

あ、この間、オススメされた黄蓮谷右俣いってきました!
もちろん単独ではなかったですが、それでもスケールでかくて恐ろしさも感じました
げん | URL | 2010/10/06/Wed 20:23 [EDIT]
お、お久しぶりです。
紅葉の沢登り、寒いのは嫌だけれど、常緑樹がほとんどの屋久島ではあまり期待できない分、羨ましいです。

こちらもそろそろ寒くなってきて、沢登りが楽しめるのもあと半月くらいかなあって、感じです。

それでは、また。
屋久島遡行人 | URL | 2010/10/06/Wed 22:26 [EDIT]

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