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家族旅行 in 阿蘇・久重 その2
阿蘇12
 体育会「温泉部」冬合宿、後半戦の記録。
 8日。
 朝、内風呂(切出の湯)に入って、チェックアウト。
阿蘇13
 次の温泉に向かう車窓から、由布岳がきれいに見えた。未踏の日本二百名山。
 パッと見、カイラスのように見えなくもない。うーん、登りたい!!
 アイゼン着けて早足で4時間くらいか。独身時代だったら、間違いなく突っ込んでいたが、家族持ち、おまけに二人の子供連れではそういう訳にはいかない。悔しいが、あきらめる。
 阿蘇14阿蘇16阿蘇15
 車は別府市に入り、そこで住宅街の中を30分近く迷ったが、ようやく目的の 「いちのいで会館」にたどり着いた。ここは、昔から憧れ続けていて、今回の旅行で最も行きたかった温泉。とんでもなくわかりにくい場所にあり、駐車場で出会った山口ナンバーのオジさんは、「前回来たときはたどり着けずに引き返した」、と言っていた。しかし、そんな立地にもかかわらず、九州各県はもとより、関西や四国ナンバーの車も散見され、温泉マニアの間では根強い人気なのがうかがえる。
 ここは、実は仕出し屋さん。店の敷地にあった源泉を使って、家族皆で泳ぐ浴槽を作ろう、と温泉プールを作った。すると食事に来ていた温泉好きの客が、俺も入れてくれ、と言い出して、温泉の営業も始めたもの。と言っても、今でも仕出しが本業だから、食堂で団子汁定食を食べた人のみ、サービスで温泉にも入れてもらえる、というシステム。もちろん、宿泊施設もない。
 お風呂はご覧の通り。空の青、海の青、そして温泉の青。一面青い世界。このスケール、このおめでたさ。もう、最高!
 それにつけても、大きなホテルの温泉と比べ、新明館の洞窟風呂といい、ここの温泉プールといい、一個人が作った温泉は、やっぱり一味も二味も違う。前者は、あらゆる人の要求を汲み上げようとするあまり、肥大化して焦点がぼけてしまっている。それに対して後者は、自分の志向性だけを頼りに作り出しているから、奇抜な発想がそのまま具現化している。例えるなら、最小公倍数と素数の違い。自分と1でしか割り切れない数、素数。この温泉の途方のなさは、作者と全く同じように変わった志向性を持つ人間か、逆に全てを受け入れられる柔軟な感性を持った人間にしかわからないだろう。でも、僕はそんな素数のような人間になりたい。そして、死ぬまでに、こんな素数のような作品を一つでも残していきたい。たとえ、一般の人から独りよがりと言われ、理解されなくても。
阿蘇17
 阿蘇の草千里は、一面の雪化粧をまとっていた。
阿蘇18阿蘇19
 夕暮れ時、今日の宿泊地、地獄温泉「清風荘」に着く。猪の剥製がお出迎え。
 ここのすずめの湯が実に良かった。僕が九州で入った中ではベスト1。日本国内でも過去約200箇所入った中でベスト10には間違いなく入る風呂だった。このひなびた感じ、そして、底から気泡がプツプツと湧き出して、皮膚にまとわりつくのが、本当に良い。あいにく、外来入浴の人で結構混んでいたため、心底のんびりできなかったのが残念。
 夕食後、宿の駐車場で、どんど焼きが行われた。お汁粉と祝い酒も振る舞われる。ちょうど良い日に来たものだ。家族一同、今年の無病息災を祈願する。

9日。
阿蘇20
 朝5時に目覚める。
 いつもなら、まだ入っていないお風呂(すずめの湯の他に、露天2箇所、内湯1箇所あり)に行くのだが、前夜の内にそれらが、すずめの湯に比べると余りに普通の湯であることを確認していたので、真っ暗闇の中、迷わずすずめの湯を目指す。幸い、この時間は自分以外誰もいなかった。心ゆくまで、秘湯情緒を満喫する。極楽極楽。
阿蘇21阿蘇22
 チェックアウト後、子供たちはまた雪遊び。体が冷えたところで、近くの垂玉温泉「山口旅館」で外来入浴。ここも、北原白秋や与謝野鉄幹らが訪れた由緒正しき温泉。泉質はさっぱりした単純泉で、地獄温泉の濃厚な湯を楽しんだ後の上がり湯として、ちょうど良かった。
阿蘇23阿蘇24
 帰りに、熊本に寄る。ここで、諏訪山岳会の仲間として、よく一緒に山に登っていたKさんと5年ぶりに再会し、昼食を一緒にする。あの当時彼はEPSONに勤めていたのだが、なんと彼も40前にして会社を辞め、今は熊大医学部に通っていると。なんで僕の周りはこんな人ばかりなのだろう???
 鹿児島に入り、娘の亀を買いにニシムタに行く。昨年買った亀のカイちゃんは、娘が大事に育てていたのに、数か月後突然行方不明になってしまったのだ。その代わりの亀を買う約束だったのだが、、、今年は亀は売られておらず。。。それで、なぜか、ハムスターを買うことに。(子供に甘い親だなあと思う。)
阿蘇25阿蘇26阿蘇28
 夕食は、12月30、31日に引き続き、麦酒本舗へ。ここは、日本でも珍しい、ベルギービールが生で飲める店。ベルギービールは、それぞれのビール本来のおいしさを味わってもらうために、全ての銘柄毎に専用のグラスが用意されている(中写真)、って知ってました!?そして、ビールがおいしいのはもちろんなのだが、この店はカレーやパスタ、三枚肉の煮込みなど、料理も超おいしいのだ。先日、同僚のM先生に教えてもらってからは、鹿児島に上るたびに通い詰めている。案の定、妻も子供も大満足してくれた。
 夜は、キシャバホテルに泊まる。ホテルの近くの銭湯が、中村温泉という温泉だったが、さすがに夜も遅くて疲れ切っていたので、部屋のユニットバスで我慢し、寝る。 

10日。
阿蘇27
 子供が楽しみにしていた、木下大サーカスへ。象やライオンの猛獣ショー、鉄球の中のバイク乗り(なんと三台同時走行!)、幕間に登場するおどけたピエロ、そして最後に空中ブランコ。デジャヴュを見ているかのごとく、30年数前、僕が子供の時とほとんど何も変わらない、お約束の芸が続く。そして、それを見ている子供たちの目の輝きも、30数年前の子供たちとなんら変わらない。(猛獣使いの芸人なんて、恐らく100年前と全く変わらない仕事内容なのだろう。)
 インターネットや携帯電話、子供たちの周りでも電子ゲームの普及。思えばこの30年間、テクノロジーの進歩により、人間を取り巻くバーチャルな世界は格段に広がった。しかし、人間の体を使うリアルな世界というのは、そう急激に変わるものではないんだなあ、と思わされた。せいぜい、鉄球の中のバイクが一台から三台に増えた位である。これだって、当事者たちはすごい努力を重ねたのだろうが。バーチャルなものに踊らされて、自分の実力が大きくなったと錯覚してはいけない、と自戒。
 最終のトッピーで、久しぶりに屋久島に戻る。昨年一年の仕事の疲れが、少しはリセットできたかな。
 
 旅から帰ると、2歳の息子の語彙が一つ増えていた。数えあげてみると、34番目に覚えた言葉。
 「ウォンシェン!(温泉)」


 付録:今回も温泉選びの参考にさせて頂いたもの。ご両人に深く感謝。
  1.嵐山光三郎さんの本
  2.Jakeさんのサイト

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