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土壁研修 in 佐賀 その3
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 今回は土壁作りの研修だったのだが、鈴山さんの計らいで、土壁を使った建物や、今土壁作成中の建物をいくつも案内してもらえた。
 
1. 『つちのや』 
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 ちょっと、メルヘンチックな外観。もちろん全て土壁。元々牛小屋だったのを田崎さんの指導の下、NPO法人の若者たちで作り上げたらしい。
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 中は、土のお店。
 ん?土の店??
 そう、こんな風にあちこちの土が試験管に並べられて、40g単位で売られている。
 うーん、こんな品揃えだけのお店があったなんて・・・。一体どんな人が買っていくのだろう?宮沢賢治の童話の世界に迷い込んでしまったような、摩訶不思議な異空間。
 屋久島から持ってきた粘土を店主のお姉さんに見せたら、早速両手でコネコネしながら、「うわー、きれい!店で扱わせてください!」と大感激された。ただの土で大人にここまで喜んでもらえるとは、びっくりだ。ちなみに、お店ではコーヒーを頂いたり、土団子づくりを体験することもできるらしい。

 
2. 『ユキヒラ』 
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 デザイナーさんの自宅兼事務所。古民家を田崎さんが全面改装。伝統的な技法にこだわることなく、土壁の持つアートとしての可能性を思いっきり追求している。さながら「土壁モデルハウス」。
 様々な産地の土で塗り分け。壁のみならず、草葺き屋根の屋根裏まで塗り込めている。長椅子も土製で、夏場はひんやり。
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 額の背面は、内側は荒壁を残し、外側は中塗りで仕上げている。素材感の違いが立体的に表現され、空間の厚みが出てきている。トイレも天井まで土壁で塗り上げて、洞窟のよう。隣の物置(?)は荒壁のまま。これだと完全にドゴン族の家。

3. 『杉光陶器店』 
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 佐賀は、家屋にお金をかける土地柄なのか、漆喰、入母屋造りのプチ天守閣のような家がそこら中に見られた。聞けば、普通の核家族の家の平均建坪が60(~80)坪らしい。佐賀県って、豊かなのね!
 街道沿いの一部は街並み保存区域に指定されていて、この建物も、指定文化財。見事な漆喰の壁。3枚目は3つある蔵の1つ。母屋内部の鴨居の材の幅、60㎝!

4.『落柿』
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 夕食はこちらで。
 渓谷沿いの広大な料亭。庭も美しい。小舞竹をこんな風に残して見せるのもいいなあ。
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 渓谷の緑を眺めながら。一枚板の座卓。さらに、料理の美味しさ、美しさが感動もの!!値段もびっくりするほど安い。グルメでない僕が言うのも説得力がないが、僕が今まで入ったお店の中で最高峰かもしれない!!
 写真を一枚しか撮ってこなかったので、もっと見たい人はこちらへ→ 『落柿の料理』 

5.『無想庵』
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 鈴山さんが再生を手がけた古民家。今回見た建物の中で一番感動した。
 玄関の呼び鈴(?)、犬走りもしゃれている。
 この家を見て、我が家も玄関の土間は三和土(たたき)にしようと思い直した。
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 やっぱり、純和風はいいわー。心が落ち着く。囲炉裏もガラス窓も建具も薪ストーブも全て最高!


 今回は土壁作りの研修のはずだったが、土壁の家見学も沢山させてもらえた。屋久島にはない種類の、上質なものを一杯見せてもらえて、非常に目が肥えたように思う。施主と作り手の3人でこんな家がいいねえ、というイメージを共有できたことも大きかった。
 来月からいよいよ基礎工事が始まるが、この期に及んで、ますます家にいろいろ新たなアイデアを盛り込みたくなって、困ってしまう。

                                       (おわり)

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