スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
荒壁土作り・その2
IMGP0467_20110729232241.jpg
 7月29日、枡の中の土(泥)に藁すさを混ぜ込む作業を行った。

 先日突然、このブログの愛読者だという女性からメールがあって、「来週屋久島に遊びに行くので、ついでに(僕に)会ってみたい」と。その方は、僕の五右衛門風呂作りと家造りの記事をなんとプリント保存までしているとのことで、嬉しいというか驚いたというか、まあ一言で言って変人だろう。試しに今回の作業のことをお伝えしてみたら、わざわざ屋久島行きを一日早めて是非参加したい、と。
 うっしっし、労働力一人ゲット!「飛んで火に入る夏の虫」とはこのことか!?

 午前中は、土地の木陰で、「絵本の読み聞かせ会」を妻が開催。これに、土作りにも興味を持った母子が10人以上集合。終了後、子供たちは、泥んこになりながら、枡の中にたまった落ち葉やおたまじゃくしを一生懸命取ってくれた。その間、僕らは五右衛門風呂の水汲みや土ふるい。
 昼食に皆で信州名物「おやき」食べた後、僕が土地の4段目に風呂の火着けに行く。火も上手く着いて、「さあ、これからいよいよ、藁入れ作業開始」と意気込んで戻って来たら、あれだけ沢山いた母子がどこにもいない。蜘蛛の子を散らすように帰ってしまった。一体何のために集まったのやら。どうも、子供というものは物事にすぐ飽きて眠くなってしまう生き物らしい。ペースを読むのが難しい。

IMGP0464.jpgIMGP0467.jpgIMGP0469.jpg
 気を取り直し、残った人間でまずは、藁すさ投入。一升約5000リットルの粘土に対し30キロ、ゴミ袋9袋分の藁すさ。全部入れると、御覧のように、枡から藁が溢れださんばかりになった。そのままでは藁すさは浮かんでいるだけなので、これを頑張って泥と混ぜ合わせないといけない。
IMGP0473.jpgIMGP0477.jpgIMGP0482.jpg
 最初は、歩いて踏んでいけばいいかと思っていたが、泥沼の中を歩くのは難儀で、どうも効率が悪い。四つん這いになって、手でできるだけの藁すさを掴んでは、泥の中に腕を突っ込み埋めこみながら進んでいくのが最も楽なようだ。1時間も奮闘すると、大量の藁に隠れていた水面が再び現れてきた。2時間弱かかって、3枚目のごとくほぼ全ての藁を泥の中に埋め込めた。愛読者の方や、一人だけ残ってくれた子供が手伝ってくれたおかげで大分早く済んだ。
 それでも、実はまだ一枡しか終わってない。土ふるいが二枡分、今回の藁すさ混ぜがあと三枡分残っている。どうなる土壁!?、一体間に合うのか?
 作業終了後、川で泥汚れを落としてから、皆に3ヵ月ぶりに沸かした露天五右衛門風呂に入ってもらった。


 ところで、今回応援してくれたMさんの話。
 一人で軽バンを運転して日本一周。その過程で、道東標津町で昆布採りをしたり、与那国島で糖蜜を作ったり、あちこちで農業の手伝いをして働く。今は、佐賀県唐津に土地を買い、32歳の若さでセルフビルドでストローベイルハウス(藁でできた家、将来は小さなカフェもやる予定)を建てるべく、職業訓練学校の大工コースに通っているらしい。
 実は、僕が今回の家作りに関して、採用を検討しながらも手間隙かけるのが面倒くさくてあきらめたものに、「ロケットストーブ」や「コンポストトイレ」という技術がある。普通の人はまずそんな物の存在すら知らないだろうが、彼女はそれすら、実現化させる予定で頑張っているとのこと。二人でマニアックな家作りの話で大いに盛り上がる。
 それにしても、僕が経済的裕福さや家族を手にするのと引き換えに、何割か失ってしまった「自由」。人生最大のその特権をまだまだ存分に駆使しながら、決して無駄に浪費することなく、自分の夢に向かって一歩一歩着実に進んでいる人。
 うーん、久しぶりに素敵な人に出逢った。


IMGP0485.jpgIMGP0493.jpg
 2段目の土地では、家の基礎工事が着々と進行中。 

Comment

管理人にのみ表示する

なんと頑丈な基礎ですね~、鉄筋が半端じゃないですな!
スバナ | URL | 2011/07/31/Sun 07:17 [EDIT]
スバナさんへ。
初めまして、こんにちは。

確かに今、毎日ものすごい量の鉄筋が組まれていて、「あれ、僕、鉄筋コンクリートの家を頼んだ覚え無いんだけど・・・」と、びっくりしてます。「200年持つ家を目指してるので、基礎もしっかりお願いします」とは言ったのですが。

スバナさんも、変わったこといろいろやってるみたいですね。今後ともよろしくお願いします。
屋久島遡行人 | URL | 2011/07/31/Sun 09:45 [EDIT]

Track Back
TB*URL

Copyright © 源頭の風景を求めて・・・. all rights reserved.
Design by Pixel映画山脈

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。