スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
荒壁土作り・その4
8・12あ
 前回記事の如くいろいろと悩みながらも、とにかく土作りを進めていかなくては家は完成しないのだ。
 今回は、中村さんのユンボ大活躍の巻。
8月5日。
8・05あ8・05い
 7月末から8月頭に、土ふるいバイトの方たちが頑張ってくれたおかげで、三枡全てに土と水が入った。
 僕のブログの写真を見た関係者の方々から、水の量が多すぎるというご指摘を受けたので、この日はまず余分な水を排出する作業から。スコップでいちいち掻き出していては大変だ。ここは頭を使って、サイフォンの原理で水を外に吸い出すことに。微妙にカーブのある塩ビパイプが土地に転がっていたので、それに水を満たしてからホース代わりに配置すると、ザバザバと水が出てきた。一枡当たり数百リットルの水を、労力なしで20分くらいできれいに吐き出すことが出来た。我ながら今日は冴えてるぜ!
 ついで、二つの枡に、藁を30kgずつ投入。夏休みで長野から遊びに来ている妻の友人一家も応援。前回のときは、水が多すぎて藁が浮かんでいたため、土の中に埋め込むのが大変だった。しかし、今回は土の表面に藁が乗っかっているので、それを足で踏んで押し込めばいいだけで、割と楽だった。一枡1時間位で終わった。
8・05左18・05左2 8・05右18・05右2
 出来上がりはそれぞれこんな感じ。左側の枡などは、十分に排水したおかげで、ちょうどいいぬめり具合になっているように思う。
8・05川18・05川2
 作業終了後は、隣の二又川で泥汚れを落として、子供たちがスイカ割り。
 「小さい子は目隠ししなくてもいいよ」と言って目隠しをとったのに、2歳の源が自ら再び目隠しをした。しかもいきなり見事命中させて、皆が驚いている図。

8月11日。
8・11あ
 前回の記事で書いた藁カッター、頼富さんのつてで尾之間の松田さんから借りられることになった。ラッキー。牧瀬さんに軽トラを借りて、藁を60kg積んで、土地に運ぶ。そして、藁カッターも運んできて、枡の中でいざ、藁切り開始!
 ウン!?ありゃりゃ、藁の長さを4cmになるよう機械を設定したはずなのに、20cmくらいのが大量に混ざって出てくるではないか。機械にうまくはまり込まないとカットされずにそのまま出てきてしまうようだ。一度カットされた藁をかき集めて再度藁カッターに投入し、二度、三度とカットさせるも、結果はほとんど変わらず。
 これでは長い藁が土壁から飛び出してしまう結果になりかねない。
 涙を飲んで、藁カッターを松田さんにお返しに行き、一度降ろした全ての藁を再度軽トラに積み直し自宅に戻る。完全に無駄足を踏んだ半日だった・・・。
8・11い8・11う
 明日は、中村さんに、藁をユンボで混ぜてもらうようにお願いしてある日。だからどうしても今晩中に藁切りを済ませなくてはならない。前回90kgの藁を切るのに2週間かかったのに、今回は60kgの藁を一晩で仕上げるのだ。しかも、実は前日の朝からこの日の昼まで、当直で29時間連続の仕事(鹿児島までヘリコプターでのトンボ帰り出張含む!)をしていたボロボロの体で!
 晩飯を食ってから、猛然と藁切りを始める。スピードアップのため雑草除去はあきらめた。人間藁切りマシーンと化し、3~6cmの幅に、ひたすら押し切りして行く。午前3時、もはや意識も朦朧。藁と間違って指を切ってしまいそうだ。この時点で45kg(50リットルゴミ袋12袋分)出来上がったので、今回はこれで終了とする。妻が最後の袋入れをしてくれたが、結局カットは全て僕一人でやり遂げた。本当にピンチになると、人間、信じられない底力が湧いてくるものだと実感。

8月12日。
8・12あ8・12い
 朝7時に起きて、ビートルに昨夜切った藁を積み込んで、中村さんと土地に向かう。ユンボでまず玄関周りの石を並べてもらった後、11時からいよいよ土と藁の混ぜ込みをしてもらう。
 さすが、ユンボ。底から強力に土をほじくり返して、藁を混ぜ込んでくれる。それでも丁寧に仕事をすると、一枡につき1時間かかった。合計3時間。人間だったら大人十人分以上の働きだったと思う。
 ちなみに、藁の混ぜ込みからすでに半月経過した真ん中の枡の土は、内部が発酵して灰色に一部変色し始めていた。匂いも、腐敗臭とは違う、なんとも言えない発酵臭を漂わせていた。
8・12う8・12え8・12お
 出来上がりはこんな感じ。藁すさが余分な水分を吸い取ってくれて、ますます土がしまってきた。乾燥して表面が固まると困るので、水をポリタンクで100リットル汲んできて、三枡に補充する。
 緑の実は、上にあるクスノキからポロポロ落ちてきた物。あまり混ざると出来上がった土壁から芽が出てきそうなので、久保田さんが作ってくれたブルーシートの屋根がけをして帰る。
8・16
 家に帰った後は、先週からやっているはざ掛け作業が待っている。先日鍵本さんからもらった、今年の新米の藁がまだ湿っているので、早く乾燥するように、大きな束を小さな束に束ね直し、軒先につるす。10m×5列。これで60kg位だろうか。あと30kg干して、それをまた全部藁切りして・・・
 藁、藁、藁、この1ヶ月は、毎晩藁の夢でうなされそうだ。

 8月29日追記。
 昨日、28日、再度、ユンボで土を練ってもらった。真ん中の枡の土は、発酵臭が漂い、色はほとんどネズミ色に変っていて、何より粘土とはまた違った柔らかみのある粘りが出ていた。荒壁土としてほぼ完成と言って良いだろう。しかし、両脇の枡は全く発酵していない。
 寝かせている期間が一週間短いためというよりも、どうも、最初の水の量が少なかったようだ。やはり、藁が大量に水を吸うことを考慮すると、水田のようにたっぷり水を張った上で、水を十分に含んだ藁を手で一つかみずつ土中奥深くに埋め込んだ1回目(7月29日)のやり方が良かったのだろう。大変だったけど。
 真ん中の枡のよく発酵した土の中の分解菌を移植する目的で、ユンボで左右の枡の土と少し入れ替える。その後、両脇の枡に1000リットルずつ、真ん中の枡にも500リットルの水を入れ、さらに三枡で計45キロの藁も追加投入(今までの合計180キロ)。その上でユンボでこねてもらった。良い感じの柔らかさになった。これで発酵が進んでくれることを祈る。

Comment

管理人にのみ表示する


Track Back
TB*URL

Copyright © 源頭の風景を求めて・・・. all rights reserved.
Design by Pixel映画山脈

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。