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荒壁塗り
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 いよいよ、昨日から、荒壁塗りが始まった。
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 まずは、土出し。今記録を見返すと、この土は、7月29日30㎏(一升・人力)、8月5日60㎏(二升・人力)、8月12日45㎏(三升・ユンボ)、28日45㎏(三升・ユンボ)、9月4日36㎏(三升・人力)と、5回の藁すさ入れを行い、9月11日、ユンボによる最後の藁混ぜを行っている。猛暑の屋久島での3か月以上の発酵期間を経て、どんないい土になってくれているのか。2か月ぶりに屋根のブルーシートを開けてみる。ハラハラドキドキの瞬間。
 乾いた表面の色は、黄土色である。これをユンボでほじくる前に、追加の藁すさを投入する(2枚目)。今までの藁すさは、発酵させて土の粘り気を増しつつ、乾燥後の収縮を抑えて土割れを防ぐために入れてきた。それに対して、塗る直前に追加するこの藁すさは、土にシャリシャリ感を出して、鏝離れをよくするためらしい。今回は、過去最高の117㎏(Lサイズのゴミ袋で約30袋分)用意した。これで総計333㎏、粘土100L当たり2㎏の藁スサを投入する計算になる。これを全部いっぺんに入れるのではなく、今日使いそうな分の土の所にだけ入れる。
 いよいよ、ユンボでほじくってみると、現れたのが3枚目の土の色。漆黒!見事に発酵してくれました。匂いもすごいです。

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 ユンボでかき混ぜている間に、久保田さんが角材とブルーシートで、車庫に即席の小型升を作ってくれた。所要時間わずか3分。さすが久保田さん。全体の仕事の流れを見渡しつつ、必要な物を驚くべき短時間で仕上げてくれる。今回の土壁は、この棟梁抜きでは絶対にできなかったと思う。いつもながら感謝、感謝。
 この小型升に、上の升から一輪車で土を運び込む。いっぱい溜まったところで、いよいよ、足踏みによる土コネ大会。(4枚目は、子供たちも加わった12日の写真。)ユンボで混ぜるだけでいいかと思っていたが、やはり、左官屋さんが塗りやすい土にするには、かなりの量の水をちょっとずつ加え、固さを見ながら手作業(足作業?)でよくよく練り込むのが大事なようなだ。生憎の雨模様で土や水の温度も冷えており、北海道の沢に入ってるかの如く足が冷たいのが辛い。しかも裸足でやっていると、たまに混入した石や木の根を踏んでしまって痛い。でも、これを取り除くのも、塗る前にやっておくべき大事な作業と思い、僕だけは靴を履かずに頑張る。もちろん、土の感触自体は悪くない、というよりなんだか気持ち良い。
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 最初なので、要領もわからず、1時間近くも踏み練りしただろうか。左官の柴さんが、横の壁に試し塗りをしてみて、ついにGOサインが出た。
 まず2階から塗り始めることにしたので、バケツに移した土を、ウィンチを使って2階へ運び、それをフネに溜める。
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 ここから先は左官屋さんの独壇場である。1枚目谷山さん、2枚目柴さんの雄姿。さすが、プロ。谷山さんは土壁初めて、柴さんも20数年ぶりということだったが、いったん塗り始めると、スイスイと慣れた手つきで、あっという間に一面の壁を仕上げてしまう。始めるまでは、ほとんど素人集団による土壁ということで、うまくできるのか不安だらけだったが、お二人の鏝さばきを見ていて、これなら成功間違いなし、と確信が持てた。感謝、感謝。
 次々と出来上がっていく、「ザ・荒壁空間」(ダイソー風)。うーん、竹小舞空間も良かったが、荒壁空間はさらにもっと良いぞ!中塗りも仕上げもせずに、荒壁だけを見せる空間を、物置か書庫に作ってみようかなあ、と思った。
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 塗った面を裏から見るとこんな感じ。塗る前は黒かった土が、少し乾くだけで黄土色に戻るのが、不思議。もっと乾くと、元々の赤茶色に近づいてくる。今後、表を全面塗り終わったら、すぐに裏を塗る予定。
 2枚目は、二階の斜めの壁が土の重さでたわんでしまったのを、久保田さんが目ざとく見つけて、即座につっかえ棒をかませた写真。さすが。
 11日だけで二階の2/3を終わらせ、12日には一階の塗りに入った。この2日間で(片面だけだが)家全体の4割ほどの壁が既に終わってしまった。左官屋さん二人だけなのに、めちゃくちゃ仕事が速い。びっくり。
 ある程度仕事の目途がついたところで、12日の夕方、ちょっとお遊びをさせてもらう。左官屋さんの指導を受けながら、夫婦で一面塗り。「見るとやるとは大違い」とはまさにこのこと。壁に塗る以前に、鏝に土を乗せるところからして、本当に難しい。ぼたぼたこぼして、床やら柱やらあちこち泥だらけにしてしまう。そして、とにかく土が重くてすぐに肩が痛くなる。一面が終わったところで、ちょうど5時の鐘が鳴ったので、内心ほっとしながら、今日の作業は終了とした。

 それにしても、土壁、面白い。

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いよいよ完成に向かいつつありますね。
自分で作り上げるのは,感動一入だと思います。
見ていても「いいな~」と嘆息が。

来年はぜひお邪魔させて下さい。
インヤン | URL | 2011/11/13/Sun 14:32 [EDIT]
まだまだ、これからですよ。
1月の中塗りまでに、中塗り土作り、壁の布連(のれん)うち、柱の柿渋塗り、とやらなくちゃならないこと目白押しです。
早く、インヤンさんにも泊まってほしいです。
屋久島遡行人 | URL | 2011/11/14/Mon 00:02 [EDIT]
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| | 2011/11/15/Tue 14:48 [EDIT]
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| | 2011/11/27/Sun 00:07 [EDIT]

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