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『土かべ作り大発見』
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 今回は、親バカ。
 「屋久島町特選」を受賞した、うちの娘の夏休みの自由研究を転載。 
 
『土かべ作り大発見』

目次
1、調べようと思った理由
2、研究の目的
3、研究の方法
4、研究に使った道具
5、研究の記ろく
6、研究のまとめ
7、感想


1、調べようと思った理由
 新しい家は、土かべをつかって作ります。けれども、屋久島では土かべを作るさかんやさんに会えませんでした。そこで、おとうちゃんがいろいろ調べたり、べんきょうに行って、夏は家族でわらを切ったり、土とわらをまぜたりしました。でも、パソコンとかで調べたけど、いろいろな意見があって、よく分かりませんでした。そこで、私がこわれないじょうぶな土かべの作り方を研究することにしました。

2、研究の目的
 冬はあったかくて、夏はすずしい、じょうぶな土かべの家にすむために。

3、研究の方法
 湯どまりと平野でとれる、しゅるいのちがう土に、それぞれ水を入れ、わらのりょうをかえて、土かべを作ってみる。土のしゅるい、わらのりょうで、ひびのわれ方がどうちがうのか調べる。

4、研究に使った道具
 Ⅰざい料
 ・湯どまりの土(すなのまざったねん土しつ)
 ・平野の土(ねん土しつ)
 ・たねが島のうるちわら
 ・屋久島のもちわら
 ・水 
 Ⅱ道具 
 ・土かべ用の木のわく(500㏄の水が入る大きさ)
 ・土をまぜるプラスチックケース

5、研究の記ろく
 Ⅰ土かべの作り方
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  ① 湯どまりの土(カップ3~4はい)に水を足していって、耳たぶよりかためにねったもの
  ② ①にたねが島のわらを少し(3グラム)入れて、1か月ねかせたもの
  ③ ②に屋久島のもちわらを多めに(30グラム)入れたもの
2_20130405101902.jpg
  ④ 平野の土(カップ3~4はい)に水を入れてねったもの
  ⑤ ④に屋久島のもちわらを少し(3グラム)入れたもの
  ⑥ ⑤に屋久島のもちわらを多めに(30グラム)入れたもの
 Ⅱかんさつして気づいたこと
 ・湯どまりの土と平野の土は、色がぜんぜんちがう。湯どまりの土は、私のひやけしたはだの色だった。平野の土は、チョコレートのような色だった。
 ・平野の土をねった時、ねん土みたいにベタベタだった。
 ・①はねった次の朝大きくひびがわれていて、さわると木のわくがこれれた。
 ・④はその日の夜われてきた。
 ・わらを入れてない物は、どちらも大きくひびわれてしまった。
 ・わらが少ないものより、わらが多い方がわれにくい。
 ・ひびがわれなかったのは、③の湯どまりの土+わら多めだった。
 ・平野の土の方が、湯どまりの土より重い。
 ・ぜんぶ、できあがったらちぢんでしまった。
 ・④が一番ちぢんだ。
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4_20130405101904.jpg5_20130405101905.jpg
 ・平野の土(ねん土)と、湯どまりの土(ねん土+すな)をけんびきょうで見くらべると、平野の土(下左)はぜんぶ小さいつぶだったけど、湯どまりの土(下右)は、小さいつぶから大きいつぶまで、いろいろまざっていた。

6、研究のまとめ
 ・湯どまりの土にわらを多めに入れると、ひびが入らないじょうぶな土かべができる。
 ・わらが多いと、土と土をつないでくれるからわれにくい。
 ・ねん土だけの土は、ひびがわれやすい。
 ・おとうちゃんが調べたら、土のつぶがちいさいものの方が、電気てきにおたがいをひきつけあう力が強くて、かわいた時に小さくちぢんでしまう。そのためにひびがたくさん入ってわれてしまうみたいだ。

7、感想
 ・自分でくぎをうつのがむずかしくて、木のわくを作るのに時間がかかった。
 ・わらが気になってぬきとるのをがまんした。
 ・自分で調べたり、研究したりするのは、初めてで、おもしろかった。わらと水とねん土で家ができるなんて、そうぞうもしていなかった。
 ・そして、私がふしぎな家作りのやくにたったので、とってもうれしかった。本番の土かべ作りでせいこうしたい。
                                         (おわり)



 この研究、土壁の収縮やひび割れ具合のイメージ作りに結構役立った。それと、藁すさの重要性、そして粒度分布のある土(いろんなサイズの粒が混ざっている土)の方が壁土に向いているということも、よくわかった。ありがとう、娘よ。
 ちなみに、本番で使用した荒壁土は、わらが多すぎても壁の強度が弱まってしまうという情報を得たので、
  ⑦ ②に屋久島のもちわらをちょっと多め(4グラム)に入れて、3か月ねかせて、使う直前にもう一回4グラム入れたもの。
となります。

 ところで、トップ写真は、9月4日の藁混ぜ風景。
 藁混ぜをなんとか楽しい遊びにして、子供たちに手伝わせようという父親の魂胆。泥水の上を歩くだけで藁を混ぜ込める道具として、前日の内に、足が泥の中にはまり込みすぎないような下駄を作ってみた。
 が、発酵によって粘りを増した湯泊の砂質粘土に、下駄が引っ付いてしまいほとんど足が上がらず・・・。わずか3分で、遊びは終了。後は丸一日大人が頑張る羽目に。人生、なかなか思うようにはいきません。


Comment

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おめでとうございます!
町特選とは素晴らしいですね。きっと一生の思い出になりますね。

これからが本番のようですので,最後まで楽しんで作り上げて下さい。
それでは。
インヤン | URL | 2011/11/24/Thu 15:11 [EDIT]
ただの親バカです。お恥ずかしい・・・
屋久島遡行人 | URL | 2011/11/25/Fri 10:01 [EDIT]
まあ!なんて素敵な研究☆★☆
読んでいて大変為になりましたっ。お会いして、てきぱきとした賢そうなお嬢様でしたが、こんなに素晴らしい研究をされるとは!
oo34 | URL | 2011/12/04/Sun 12:40 [EDIT]
うちの娘は皇族ですか!?
             プッ。

ところで、「版築ロケットストーブ」、滅茶苦茶格好いいですよ。
ググってみてください。
屋久島遡行人 | URL | 2011/12/04/Sun 22:29 [EDIT]

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