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版築の炉壁・炉台試作・その1
 「版築(はんちく)」って知ってますか?
 かく言う僕も、2か月前まで版築の「は」の字も知りませんでしたが・・・。

 粘土と砂と小石、それに少量の石灰を混ぜたものを、型枠の中に入れ、上から固く突き固めて作る壁、これが版築。実は現存する世界最古の木造建築として有名な法隆寺の塀がこの版築だし、お隣中国の万里の長城も秦代の物は版築で作られているのだ。そして、ヨーロッパやアフリカでも、寺院や民家などいろいろな建物で。つまり大昔から、世界中の人々が同じようなことを考えて、多用してきた建築技法らしい。しかも、過去の遺物かと思いきや、現代日本でも版築工法で作られた壁が結構ある。ザ・ペニンシュラ東京のフロントや、新宿丸井の入り口などなど。

 実際の作り方や、その出来上がりの素晴らしさについては、是非この動画を見て、感じて欲しい。
 
 我が家のリビングのほぼ中央に鎮座する予定の薪ストーブ。これの後ろの壁(炉壁)や床(炉台)を何で作るか?
 レンガではありきたりだし、いかにも洋風になってしまって家の雰囲気と合わない。ならば石を貼り付けようかと思い、昨秋銀座のINAXショールームまで石を見に行ったりもした。しかし、どうもぴんとくる石が見つからなくてずっと悩んでいた。そんな時にネット世界をフラフラしていて、版築ロケットストーブなる物を見つけた。
 ロケットストーブというのは、薪ストーブの数倍熱効率が良くて、薪ストーブでは使わずに捨てるような小枝でも燃料として使えて、天板で料理もできて、といいことづくめのストーブなのだ。が、お店で売っている既製品ではないから、自分で作らないといけない。そうするとどうしても、我が家の五右衛門風呂のように素人の試作品みたいな出来上がりになりがちで、それが引っかかっていた。だが、この版築製のものはデザインも作りも本格的で、ちょっと心を動かされてしまった。
 そして、この版築ロケットストーブを設計した遠野未来さんのブログを見ていたところ、版築の炉壁に出会ってしまった。見た瞬間、我が家の炉壁や炉床もこれにするしかない、とひらめいた次第。
 土壁と同様、全て手近にある自然素材だけで作れ、しかも土壁以上に、世界に二つとない完全オリジナル作品ができるというのが、嬉しいではないか。
 
 早速メールで遠野さんに連絡を取ってみたところ、詳細な設計図を含めて、事細かに作り方を教えて下さった。
 ここまで熱心に教えてもらった以上、もう、これは後には引けないぞ、と、今は第二の土壁のような気合が入っている。
 

Comment

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版築すご~い♥ なんてかっこいいんでしょう。魅了されてしまいました。私もこれからネットサーフィンの旅に出かけてしまいそうです。今日も溯行人さんのブログを訪れて本当に良かった(^^♪です。
oo34 | URL | 2012/02/03/Fri 21:30 [EDIT]
版築、奥が深いです。
  コメント、どうもです。
  一回目の試作は、予想以上にうまくいったのですが、もっと良くしようとした二回目、三回目は失敗。今日は四回目の試作の予定です。炉台と炉壁が仕上がらないと、大工さんの階段作りができないので、ちと焦り始めてます・・・
 お互い、頑張りませふ。
屋久島遡行人 | URL | 2012/02/04/Sat 01:44 [EDIT]

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