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天井・柱・床塗り・その3
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 床はまだだが、天井と柱の塗りがほぼ終わった。
 塗った当初は弁柄の黒が強すぎたかな、と思ったが、時間が経つうちに、柿渋と荏油の茶色味が徐々に出てきて、実にいい感じに仕上がりつつある。木目模様の美しさを殺すことなく、むしろ際立たせている感じ。
 
 この塗装については、実は我々の間で喧々諤々の議論があった。
 僕、棟梁、ペンキ屋さんは、古色に塗った方がいいと主張。一方、妻、設計士は塗らずに生地の木の色のままか、塗るとしてももっと薄い色にした方がいいと主張。お互い一歩も譲らないまま、議論は平行線をたどった。もしかしたら、これは男と女の美意識の違いなのかもしれない。つまり、男性は(漆喰の白とで)コントラストの強いくっきりした配色を好み、女性は穏やかな色合いを好むのかな。結局は、多数決で黒に近い古色に塗ることになった訳だが。
 当初納得がいっていなかった女性陣も、最近の仕上がり具合を見て、満更でもなさそうである。特に我が家の場合、杉の赤身材、白太材、そして源平材(赤白両方出ている材)が混在しており、梁や柱の色合いが不連続で統一されていなかったのだが、全部古色にすることで、それが目につかなくなった。やはり、塗って良かったと思う。

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 書斎については、先週末から自分たちで塗っている。
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 天井と梁・柱で色を塗り分けているので、まずは塗り分ける部分に、上のようなマスキングテープを貼りめぐらす。
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 最初に天井を塗って、仕上がったところで梁に塗ることにした。
 梁に古色を塗るに際し、天井を汚さないようマスキングテープを貼ろうとしたところが、既に荏油まで塗ってしまった天井板は、ヌルヌルしていて、テープが貼り付いてくれない。仕方ないので、写真のようにクリアファイルを天井に当てて、塗料がはみ出さないように気をつけながら塗っていくことに。これは我ながらグッドアイデアと思っていたのだが。
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 塗り終わってクリアファイルを外してみると、所々御覧のような滲み出しが・・・。毛細管現象で、クリアファイルと梁の隙間から塗料が滲み出してしまったようだ。(*_*);
 今度は、クリアファイルを今塗ったばかりの梁に当て直して、天井側にはみ出した汚れを、水を付けたウエス(柿渋は水溶性だから)でこすってみた。すると、昨日塗ったばかりの荏油で被膜ができているおかげで、割と綺麗に落ちるのだが、いかんせんウエスでは隅まで届かない。そこでスーパーで綿棒を買ってきて、まさに重箱の隅をほじくるようにこちょこちょしていると、、、。弁柄+柿渋のべったり付いたクリアファイルが、いつの間にか天井の別の場所にまで飛沫を撒き散らしており、さらに被害を拡大・・・。この時点でかなり頭の中はパニック。
 塗料が乾いてないからクリアファイルにべちゃべちゃ付いてしまうのだと思い、今度はある程度時間をおいてから拭き取りを始めてみた。すると、はみ出したところも乾いてしまっていて、結局汚れが落ちなくなってしまった。涙、涙。


 以上のような失敗を踏まえつつ、我が家の塗装のまとめ。

1.塗装は、部材を組む前にするのが鉄則!隅々まで塗れるし、マスキングテープなど使わずとも、容易に塗り分けができる。

2.天井は、暗くなり過ぎないように、柿渋2倍希釈液の2度塗り。その他は、柿渋1.8L+水1.8L+黒弁柄200gの2度塗り。その後、どちらも、荏油原液で1度塗り。
 柿渋(+弁柄)を塗るときは、1度目は、刷毛で塗った後に充分乾燥させる(1~2時間)。その後の2度塗りは、刷毛で塗った後半乾きの状態の時に、ウエスで満遍なく刷り込むように拭き取る。こうすることで素人がやっても塗りムラが全くなくなる。隣の材と色味が違うときは、それを揃えるために、拭き取る前の乾燥時間を調整したり、場合によっては3度塗りをする。ちなみにこの拭き取り、頑張れば頑張るほど板が美しい木目を出してきて、やっていて実に楽しい作業。
 柿渋を2度塗りしてから荏油を塗るまでには、完全乾燥のために最低1日はおきたい。
 荏油は刷毛で塗って、やはり半乾きの時に、ウエスで刷り込むように拭き取る。油を拭き取ったウエスをその辺に山積みにしておくと高温になって自然発火するらしいので、使用後は必ず水を入れたバケツ内に捨てる。

3.既に部材が組まれた所に塗装をする必要があり、しかも、我が家の天井と梁のように塗り分けをする場合の注意点。
 荏油を塗ってしばらくは、前述のようにマスキングテープが接着しない。しかし、実は1~2週間もすると、油が板に滲み込んでヌルヌルが取れてくるので、テープがくっつくようになる。そうなってから、ちゃんともう一回テープを貼りめぐらして作業するのが一番確実なやり方だと思う。何事も焦ってはいけない。
 最初に柿渋(+弁柄)の塗り分けをすませてから、最後に一気に全面に荏油を塗る方法なら、テープの接着性の問題は発生しない。が、この方法だと、テープをはがした跡が、弁柄が剥がれて白っぽくなってしまう。よってあまりお勧めできない。

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| | 2012/03/01/Thu 18:17 [EDIT]
塗り方の質問
ブログ拝見しました。私も天井に柿渋を塗ろうと思っております。はけでぬると液が垂れてしまいそうです。どうやって天井にぬられました?おおしえください。
吉田 | URL | 2012/07/03/Tue 10:54 [EDIT]
基本は養生です。
プロでもごく稀に垂らすことはあります。ましてや素人ではボタボタです。
養生テープを使って事前に周囲をしっかり養生するしかないと思います。
屋久島遡行人 | URL | 2012/07/03/Tue 14:05 [EDIT]
合板の天井にキクイムシが
昭和に直した化粧合板にキクイムシが出まして、杉かヒバ
の天井にしようと思っています。
こちらの古色塗りは参考になります。
いい | URL | 2015/09/21/Mon 11:24 [EDIT]
素人のこんな拙い記事が、お役に立てば嬉しいです。
特に養生、頑張ってください。
屋久島遡行人 | URL | 2015/09/22/Tue 18:48 [EDIT]

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