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三和土の炉台作り・その3
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 ええ、大方の予想通り、二和土、物の見事に失敗しましたよ。一流職人さんに混じって、どうせここだけは素人が作業してる訳ですからね。
 もちろん壊しましたよ、壊しましたとも。それで、版築も延期になった訳です。
 
 後に続く人のために、どう駄目だったか、説明しましょう。
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 水分の多すぎる土を使って、タコ(突き棒)の底面に土がひっついたまま突いていたせいなのか、出来上がりの床面には凸凹が目立った。くぼんだ所には、砂がボロボロしている。気になっていじくりまわしていると、見る見る穴が大きくなっていくではないか。
 しかも、床に立つと、なんだか腐ったコンパネのようにブヨンブヨン浮いた感じがする。穴に手を突っ込んで力を入れてみると、1cm厚の破片がバリっと剥がれた!下の層に全くくっつかずに、土の薄板がただ乗っかっているだけなのだ。
 これじゃあ炉台として、とても使い物にならない。
 覚悟を決めて、泣く泣く壊し始める。
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 子供たちは大喜びで壊してくれた。作るときはほとんど手伝ってくれなかったくせに!
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 厚さ7.5センチ作ったうちの、4.5センチ壊した。

 さて、なぜ失敗したのか?
 1.土の水分が多すぎて、ランマーやタコの底に土がひっついたために、出来上がった時に凹凸が強くなった。
 2.砂を1/6混ぜたために、その分触るとボロボロ崩れやすくなった。
 3.1回あたりの層を薄くして、何回も重ねて作ったが、上下の層が密着しないために「薄板ブヨンブヨン状態」になった。

 以上の失敗をもとに、再チャレンジの時は、
 1.事前に土を干して十分に乾燥させる。乾燥させすぎたら水を加えるが、理想の水加減は、土を手で握って離した時に、形になるかならないかというレベル。
 2.砂を混ぜるのをやめる。粘土質の土だけだと、丁度荒壁のように乾燥後に割れが大きく出ることになるが、ボロボロ壊れるよりはマシだと思った。
 3.「コンパネ」だからブヨンブヨンするのであって、「無垢の一枚板」なら仮に下の面と密着していなくてもそこまでブヨンブヨンしないはず。だから、今回は厚みのある板にすべく、8cmの厚さの土を一度に4.5cmまで突き固める。大量に盛った土が周囲にこぼれ出さないように、大工さんにしっかりした型枠を作ってもらった。
 


 4月5日。
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 仕事帰りの夕方から作業開始。翌日、長女の転校先の始業式なので、今晩は家族(含む設計士)もそれに向けて寝袋持参で泊まり込み。途中、鍋を囲んで英気を養う。
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 今回は、赤弁柄と黒弁柄を大量に入れて、かなり濃い色に変えてみた。(配合土1.5Lに対して、赤弁柄20g、黒弁柄40g。)配合も、固さを増すために石灰と苦汁を加え(これで二和土から、三和土(ないしは四和土?)になった)、湯泊の赤土3/4、黒セメント1/6、石灰1/12、苦汁(塩化マグネシウムの粉)1%とした。
 土の混ぜ合わせ、水加減の調節も終わり、いざ突き始めたのが夜中の0時過ぎ。この時間、僕と妻以外は、もう皆2階で寝ている。恐る恐るランマーでやり始めたら、地下鉄工事現場のような轟音が夜のしじまに響きわたり、眠っていた娘が泣き叫び始めた。ごめん!やむなくランマーをあきらめ、まだ静かなタコに切り替える。
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 突いて突いて突きまくって、作業終了午前2時過ぎ。就寝3時。今宵もまた過労死寸前。。。

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 翌朝は7時前に起きて、娘の転校先初登校に付き合って、3.7キロ先の神山小学校まで親子3人歩く。
 寝不足だったが、桜が満開で爽やかな朝だった。

 三和土、今回はうまくいくといいな。

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