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版築の炉壁作り・その3
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 4月13日、満を持して、版築作りスタート。

 事前準備の説明から。
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 この時のために、前もって大工さんが作ってくれた、巨大型枠。
 屋久島の大工さんは台風対策のために、全て豪快に作りたがる傾向があるが、それにしても、この太さ!たかが型枠に、四寸×六寸の材。贅沢過ぎ。重くてとても一人では運べない。幾らなんでもこれはやり過ぎでは?(苦笑)
 型枠を外した時に、版築の土が付いてこないように、型枠の板に事前にサラダ油を塗っておく。
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 近くの竹林で竹も切ってきた。
 両サイドの柱に目盛を付け、25センチ間隔に穴を開けておく。この穴に竹小舞の間渡し竹のように竹を通して、縦横に井桁状に組むと、鉄筋ならぬ竹筋の出来上がり。但し、この状態では土を突くことができないので、実際は横の竹はいったん外して、土が盛り上がってきてから順次差し込んでいくことになる。

4月13日
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 事前に作ったおいたこんな容器を使って、配合表通りに各種材料を計量。1層につき合計約19Lの土を使用。これを左官屋さんにお借りしたコンクリートミキサーにぶち込む。
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 で、スイッチオン。
 ♪ウイーン♪
 これは楽チン。いくら混ぜても腰が痛くならない。しかも、一回30分以上の時間をかけるので、石灰やセメントがよく混ざり、白い粉が残ることもない。三和土の時からこれを使えばよかった。
 今回は十分過ぎるほど乾燥させた土だったので、ミキサーで混ぜながら水も2~3L追加。と言っても、一気に追加し過ぎてグチャグチャになると、三和土の二の舞になってしまう。土塊を手で握りしめて、ようやく形になるくらいの湿り気具合になるよう、一回一回ミキサーを止めて、手で確かめながらコップで少しずつ水を入れていく。

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 出来上がった混合土を型枠の中に入れて、突き始める。ランマーで突くより、タコで突いた方が、手に伝わる感触で固まり具合が分かるので、版築は全て手作業で突くことにした。子供たちも頑張る頑張る。
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 竹の周りや、周辺部(型枠を外すと周辺部が表面に出ることになるので、実は一番きちんと突いてないといけない所)など、普通のタコでは突きにくい所は、ご覧のように道具をいろいろ工夫して突いた。
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 突いていると、最初は柔らかな「パフンパフン」という音だが、やがて、「トーントーン」→「パンパン」→「タンタン」、最後は「カンカン」という金属音に変わっていく。その間に1枚目のようなフカフカの土が、2枚目のようにカチンコチンの岩塊に変化していく。厚みも9センチから5センチにほぼ半減する。
 これまでの失敗経験が生きて、今回の水加減はパーフェクト。タコで突いた時に、乾燥しすぎた砂が飛び散ったり、湿りすぎた粘土がタコにひっついたるすることもなく、10回も叩けばガッチリと硬化した手応えが返ってくる。うーん、今回は成功しそう。
 1層突き終えるまでに、1時間強。突いてる間、ミキサーで次の層の土を混ぜておく。
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 4層位突いたら、両サイドに次の型枠を乗っけて、ボルトでしっかり固定する。
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 5層突き終えたところで、写真のように、横の竹を渡して、番線で縦の竹と結束する。
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 時々、大工さんがレーザー墨出し器で、型枠や柱が曲がってきてないかチェック。
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 すると、型枠の中央が、土の圧力で外側にたわみ始めていた。すかさず柱と型枠の間にくさびを打ち込んで微調整。うーん、さすがプロの大工さん、目配りが半端じゃない。大袈裟すぎると思ったこの型枠も、決して大袈裟でなかったことが証明された。
 本当に、うちの大工さんたちには感謝感謝である。
 
 結局この日、夜9時までかかって7層仕上げた。

 ところで、今時の素人の版築作りって、ワークショップ形式で皆でワイワイ楽しくやるのが普通らしい。でも、友達のいない僕には、この日一日待てど暮らせど、手伝ってくれる人は現れなかった。残る18層を僕ら家族だけで1日で仕上げるのは絶対無理・・・、でも、僕がこれを仕上げないと、大工さんたちが階段作りに取り掛かれない。どうしよう。



 4月15日。
 昨日の朝から25時間連続勤務明け(3.5時間睡眠)でフラフラの体。
 でも実は、昨日の内に、大工のTさんと、小舞搔きのSさんにバイトをお願いしてあったのだ。よって、僕は土混ぜ専業にさせてもらい、主に2人に土突きを担当してもらう。
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 3人がかりなので、楽勝かと思いきや、12層突いたところで、既に夜10時半。全員クタクタで家に帰る気力もなく、そのままま2階に寝袋を並べて泊まり込み。残り6層は明日以降に持ち越し。
 でも、明朝からはずっと仕事なんですけどお…。一体どうなる、版築??
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