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中瀬川上部(モチン谷)・屋久島沢登り記録
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 5月4日、前回に引き続いて、中瀬川に行ってきた。今回は、上部のモチン谷。この谷に関しては、過去の記録は一切なく、私の知り合いの沢仲間も誰も行っていない、恐らくは前人未到の地。一体、どんな険悪な滝が待ち受けるのか、期待と不安が入り混じる。同行は前回同様、熊本のインヤンさん。
 ところで、上の写真は中瀬川ではなく、同日、尾之間の自宅内でのもの。詳細は最後に。
 
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 7:50、林道入口に車をデポして歩き始める。8:40、前回出渓した堰堤に到着。遡行開始。
 天気は前回とは打って変わってピーカン。朝の日差しが沢筋に射し込むと、辺り一面光に包まれ、こちらの気分もどんどん高揚していく。歩き出してすぐに標高403mで林道の橋を通過。小滝すらなく、下流部以上に容易なコース。
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 10時、標高610mで左岸の奥にこんな簾(すだれ)状の滝。まるで人工の堰堤のような、できすぎの角度で落ちてくる。落差12mか。
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 更に少し行くと、標高630mでこの滝!
 ヤッホー!ついに幻の大滝を発見したぞ!この滝を登るのは、我々が人類初になろう。
 総落差20~30mはありそう。勢い込んでザイルに手を伸ばしかけが、どうも、沢の方角が違う。本流が伏流気味になっていてわかりにくかったのだが、どうやら、この大滝は左岸に入り込む枝沢のようだ。お遊びで登ってみようかとも思ったが、右写真の如く下部がかなり難しそうだったのと、登り切ってから本流に復帰するまで藪の中のトラバースがしんどそうだったのでやめた。正直ちょっと心残り。次回は装備を完璧にして、この滝に挑戦するためだけに来ようか、とインヤンさんと語り合う。

 この後沢は徐々に苔蒸してくる。
 標高850m位で水涸れ。源頭部は倒木が出てきてやや歩きにくい。左岸にスカイラインが見えるのでついつい登って行ってしまう。と、稜線上は猛烈な藪で進路を阻まれ、すごすごと沢筋に戻る。
 標高950m位でインヤンさんが、ガラス瓶が落ちているのを発見。ということは、この場所を通った先人がいるということだ。瓶の形から見て30~40年くらい前の物か?残念、僕らが初遡行ではなかった。もはや、人跡未踏の地はこの屋久島には残ってないのか。
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 北西330度の方向にまっすぐ沢型を詰めて、12:10、標高1005mのコルに到着。

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 その後は、さらに北西に伸びる沢を下って、13:20、ヤクスギランド線の道路(春牧第7号橋)に下山。この下山に用いた沢も下降するには容易かつ苔蒸した良い沢だった。

 車をヒッチしようとしたら、通りかかった一台目が、なんと、今我が家を建ててくれている棟梁の運転する車だった。お互いびっくり。但し、生憎満席で乗れなかったので、五台目位の車に乗せてもらって下山完了。


 下山後、登攀道具をそのまま持って、尾之間の現場に直行。かねてからの懸案事項であった、車庫の上にのしかかっていた椎の木の枝切りをするのだ。台風の時、折れた枝が家を直撃するとまずいので。ただし、この枝が木登りをしないと切れない高さにある。なので、安全確保の為にロープワークに慣れた人の助けが必要で、今日まで切れずにいた。
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 写真の如くインヤンさんにロープで確保してもらっていたとはいえ、地上6~7mの高さで、両足をアブミに乗っけてチェーンソーを振り回すのは、大川の滝直登並みのスリルでかなり怖かった。
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 2時間かけて、予定していた枝を全て無事に切り終えた。やったね。インヤンさんと柴さん、手伝ってくださり有難うございました。


 中瀬川上部は難易度1級上。前半は下部よりもさらに易しいが、後半の詰めが少しだけしんどいか。中瀬川全体を通して素直で(地形的に迷う心配がほとんどないし、岩質もすべりにくい花崗岩中心)、明るく(地形的にひらけており、方角的にも常に日光を背中に浴びている)、楽しい(適度なシャワークライムを随所で堪能できる)沢だと思う。経験者なら、海からコルまで一日で抜けることが可能。初心者と行く場合は、やはり下山の楽な下部だけ行くのがおすすめ。

Comment

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待ってました沢記録!
ぜひまた今年も行きましょう!!
ざる洗い | URL | 2012/05/10/Thu 21:07 [EDIT]
お待たせ!
お、早くも宮之浦川に挑戦してるじゃない!
これは僕も負けてられませんね(笑)。
屋久島遡行人 | URL | 2012/05/10/Thu 21:22 [EDIT]
待ってました!
沢遡行人さんこんにちは!
いつも楽しみにブログ拝見しております。

沢記録早く出ないかな~と待ってました。

GW前半に二度目の屋久島の沢に行ってきました。
ヤクスギランドからビャクシン沢入渓~途中ビバーク~石塚小屋手前稜線~石塚小屋沢下降~淀川出会~淀川小屋

3日目は淀川上部を遡行する予定でしたが、29日夕方から雨になり30日は濁って増水していたため、予定を切り上げて下山
でも憧れのビャクシン沢と淀川を遡行でき、幸せでした。

二年前は安房川を小学校付近から入渓して泳ぎに泳ぎまくりましたが・・・
今回は美しい苔とナメと淀とを堪能しました。

また夏にも屋久島の沢に行きたいな~
ワタスゲ | URL | 2012/05/11/Fri 13:27 [EDIT]
ワタスゲさん
初めまして、こんにちは。

9ヵ月間、家造りの記録ばかりで、沢ファンの方には申し訳ありませんでした。
6月中に家が完成したら、また、沢記録中心に戻る予定です。本格復帰まで今しばらくお待ち下さい。

ところで、ビャクシン沢、石塚小屋沢、淀川、安房川下部といったら、屋久島を代表する楽しい沢ばかりじゃないですか。お目が高い!
夏、どこかの沢でお会いできたらいいですね。その時はよろしくお願いします。
屋久島遡行人 | URL | 2012/05/11/Fri 21:12 [EDIT]
ワタスゲさん、失礼しました。
「初めまして」じゃありませんでしたね。
コケモモ以来、一年ぶりでした。大変失礼しました。
今後ともご愛読よろしくお願いします。
屋久島遡行人 | URL | 2012/05/12/Sat 11:18 [EDIT]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
| | 2012/05/14/Mon 01:15 [EDIT]
覚えていて
くださったのですね~

沢狂い人間Poohさんの足引っ張り沢仲間(笑)です。

屋久島でお会いできる日があれば嬉しいですね~
ワタスゲ | URL | 2012/05/14/Mon 16:44 [EDIT]

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