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中塗り・漆喰仕上げ・その1
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 実は先日から既に、家の内壁の仕上げに入っている。
 
 まずは、大直し・小直しの終わった壁に中塗りをする。4月19日頃スタート。
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 中塗り土は、荒壁土に引き続き、自作した物。湯泊の砂質粘土に揉みすさを混ぜて3カ月以上寝かせた土に、砂を1:2で混ぜ、塗る直前にまた揉みすさを追加した。
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 ちなみに、砂はどうしたか。
 市販の砂や屋久島の砂は粒が大きくて、あまり良くないらしい。そこで、出張で毎月行っている種子島で探してきた。写真のごとく、砂浜から風で舞い上げられて、道路上に吹きだまったような非常に細かい砂がベスト。
 ところで、種子島と言えば鉄砲伝来の地として有名だ。伝来してわりとすぐに、国内でも鉄砲が作られるようになったのは、種子島に砂鉄が豊富で、以前から優秀な鍛冶職人が沢山いたことが大きいだろう。鉄砲伝来がもし、隣の屋久島だったら、日本に鉄砲はそれほど広がらず、近世の歴史は変わっていたかもしれない。
 西海岸某所の砂はこの砂鉄混じりで、色も黒っぽい。鉄粉混じりの土壁は、時間経過とともに錆び色が浮き出てきて、まさに「侘び寂び」の壁になるらしい。それもまた面白いと思ったのだが、残念ながらここのは粒子が大きすぎたので、東海岸某所の砂を選んだ。これを何回にも分けてせっせと自分たちで運んだ。
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 出来上がりはこんな感じ。もちろん、仕上がりに関係する中塗り以後は、左官屋さんに全てお任せしている。漆喰の下地になるので、真っ平らな表面にすべく、金鏝押さえ仕上げ。書斎はこのまま中塗りを仕上げとして終了。
 版築の時と違って、特別色土や顔料などを混ぜることはせず、純粋に自分で手配した地元の材料だけで作ったのだが、思い描いていた通りの色に仕上がり、満足、満足。

 中塗りが終わったら、仕上げの漆喰塗りである。5月1日頃スタート。
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 漆喰って一体何でできているのかと思って調べたら、海藻を炊いて糊を作り、それに消石灰と麻すさを混ぜて作るらしい。これなら自分で作れるじゃん、と思ったが、その手間暇や失敗したときのリスクを考えると、そんなに高いものでもなかったので、田川産業の「城かべ」を購入。水に溶かして練れば出来上がりというインスタントな製品だが、それでも何とも美しい白さだ。
 中塗り後の漆喰を塗るタイミングについて。今までの荒壁や直し壁では、乾燥になるたけ時間をとっていた。が、中塗りは砂が多くて収縮(→ひび割れ)は来ないはずだし、漆喰との接着性を良くするために、追っかけ塗りをする。つまり、中塗り終了後2~3日後の半乾き状態で、塗り始める。ところが、塗ってわずか数日で、すでに中塗り壁にカビが生えてきたので、それを刷毛でなでて落として、アルコールを壁面全体にスプレーしてからの作業。これは、全く予定外。いちいち手間のかかる壁ではある。(この作業、僕はほとんどやってない。ほぼ全てバイトの日高さんと久米さんがやってくれた。ご苦労様。)
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 出来上がりはこんな感じ。
 妻曰く「民家から庄屋の家に変わった」と。確かに。ぐっと家の格が上がった気がする。
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 想像以上に純白できれい。これでは困ったことに、壁にとまった蚊をパチンとつぶす芸当はもう二度とできないぞ。

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 5月11日には、種子島の有島木工さんから建具が届いた。
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 そしてまた、照明器具の取り付けも始まったため、急速に家らしくなりつつある。

 それでも、内壁はまだ半分位か。今月いっぱいはかかりそう。
 大工さんの仕事は階段が残っているし、風呂場や玄関の石貼り、床や建具の塗装、それに外壁の漆喰塗りなどなど。全部終わって、引っ越しできるのは一体いつになるか???

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| | 2012/06/04/Mon 18:30 [EDIT]

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