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中塗り・漆喰仕上げ・その3
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 家造り、最大の危機がやって来た!
 
 漆喰の壁。
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 当初綺麗に仕上がっていたが、しばらくしたら、スイッチボックス周りにひび割れが来始めた。
 中塗りの段階で用心して、ちり際、貫の部分、スイッチボックス周りには布連を打つか、寒冷紗を貼りつけるかしたのだが。やはり収縮によるひび割れが出ているようだ。それに引きずられて漆喰にもひび割れが入ってしまった。
 家の3分の1位塗り終わった段階で気付いたので、残り3分の2の壁は、割れそうな所に漆喰塗の時にも寒冷紗を貼りつけるようにした。そうしたら、ひびは入らなくなった。

 結論その1.
 土壁に漆喰を塗るときは、やばそうな所にはどんどん寒冷紗をかませよう。


 既にできてしまったひびは、短いものは数cm、長いものは数十cm。家全部で十数面。内心見苦しいなあと思っていたが、左官屋さんの苦労を思うと、さすがに全部塗り直してくれとは言えずにいた。しかし、しばらくすると、左官屋さんが自ら、塗り直しを始めた。職人のプライドがひび割れたまま終わらせるのを許さなかったのだろう。
 漆喰に漆喰を塗り重ねるのは、気泡が混入しやすく、綺麗に仕上げるのは非常に難しいようだが、苦労しながら挑戦してくれている。
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 塗り直す前の壁には、思い切り落書きしていいよ、と左官屋さんからの有り難いお達し。
 子供たちは大喜びで真っ白の巨大キャンバスに向かう。数日後にはまた漆喰に塗り込められて消えてしまうのがもったいないナ。


 ところで、中塗りの壁に漆喰を塗り重ねるタイミングのことで、我々は大失敗をしてしまった。
 当初左官屋さんたちは、中塗りを塗ってから数日おいて漆喰を塗る予定で、実際に塗り始めてもいた。
 ところが、僕が漆喰メーカーに確認したところ、「漆喰を中塗りに塗る場合、完全に乾いてから塗ると水引きの調整が難しい。即ち、漆喰を塗っているそばから、下地の中塗りに水分を取られて乾いていってしまい、きれいに仕上げにくい。それを調整するために、中塗り後にプライマーというのを薄く塗るのが良い。もし、プライマーを使いたくなければ、中塗りが終わった翌日くらいの半乾き状態の時に漆喰を追っかけで塗れば良い。」と言われた。
 自然素材にこだわって来た我が家の場合、プライマー(成分はアクリル系エマルジョン)などという怪しげなものを使うのが嫌だったので、中塗り後にすぐに漆喰を塗り重ねてもらうよう、左官屋さんに変更をお願いしたのだ。
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 で、漆喰を塗り終わって2、3週間した頃からだろうか。表面に、油汚れのようなすごいシミが、ボコボコと出てきた。
 どうも、下地の中塗り土のもみスサから、アクが浮き出ている感じだ。
 いろいろ調べると、漆喰の下地に使うもみスサは、水にさらしてアクを抜いたものでないといけないらしい。そうでないと、強アルカリの漆喰がもみスサの有機成分と反応してアクを出してしまう。そんなことはつゆ知らず、僕らはそのまま使ってしまった。
 念のためもみスサを手配してくれた佐賀の左官のTさんに確認してみたが、やはり、送って下さったのはアク抜きしていない物とのこと。佐賀ではそれでも、特に問題なく漆喰を塗れているらしい。やり方をうかがうと、中塗りを塗った後、1~2週間おいて乾燥させてから漆喰を塗ればいいと。プライマーを塗らなくて大丈夫なのか尋ねると、確かに水引きの調整が難しいのだが、漆喰につのまた(海藻糊の一種)を多目に混ぜ合わせることで問題は解決するそうな。うーん、漆喰塗り、奥が深い。
 土壁経験の乏しい屋久島の左官屋さんに、無理を承知でお願いした以上、左官屋さんを責めるわけにはいかない。しかも、揉みスサを手配したのも、漆喰を早く塗り重ねるように指示を出したのも全て僕だし、これはもう完全に僕の調査不足が原因。ガックリ。

 結論その2.
 プライマーを使わずに自然素材だけで土壁漆喰仕上げをする場合、モミすさは水にさらしてアクを抜いた物を使う(この場合追っかけ塗りで)か、漆喰につのまたを大量に混ぜて水引きの調整をしないといけない。


 一体、このアクはどうしたら消えるのだろうか?
 重ね塗りすればするほど、漆喰に気泡が混入したりして仕上がりは汚くなっていく。しかも、塗り重ねた漆喰に再度アクが浮き出てこないとも限らない。
 ところで、土佐漆喰というのは、麻スサではなく藁スサを使うので、純白でなくアクのクリーム色なのだが、一年もすると日光の紫外線でアクが分解され、白く変わるらしい。ならば、このアクの壁に日焼けマシーンの光を当てたらどうだろう?新品を買うのも何なので、今ヤフオクで真剣にバトルしているところ・・・

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