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湯川下部・屋久島沢登り記録
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 もうだいぶ前の話になってしまうが、7/28に湯川下部に行ってきた。
 天気は晴れ後曇り一時雨。同行は、ガイドで、島内屈指のフリークライマーHさん(初顔合わせ)と、職場の同僚Kさん。
 
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 県道にかかる橋のすぐ東にある道を下り、藪漕ぎ一切無しで河口に到着。7:45、海水につかってからの入渓。いきなり、こんな淵の連続で楽しく泳ぎまくる。連日スコールが続いているせいか、今日は水かさはさほどでもないが、水圧を感じる。岩も南面の沢にしては、藻が生えていてぬるぬる滑りやすい。アクアステルス靴でなく、フェルト足袋で来て正解だった。
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 県道にかかる橋は気づかずに通り過ぎ、一本上の橋に8:20到着。
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 その先も小滝や淵の連続で、バシャバシャ水と戯れながら、夏の涼を満喫する。

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 と、いきなり出てきた大滝(10:00)。20m近くありそう。右岸の岩壁は、斜度こそ70度位できついが、ホールドやスタンスは十分あり何とか直登できそうである。ザックから取り出した自慢の全財産をガチャガチャと身に着け、さあHさんにロープ確保をお願いしようかと思った。その時、Hさん「あれなら、僕はロープなしで行けますよ。時間節約のためにそうしましょう。後続にはロープ出しますから。」

 エエー!!!
 だって、万一落ちたら確実に死にますよお!!

 しかし、Hさん、全く余裕の表情。優秀なフリークライマーの危険に対する感覚は、泥臭い沢屋のそれとはちょっと違うのかもしれない。そう考え直し、思い切ってHさんに任せてみた・・・
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 すると、なんら危なげなく、スイスイと登り切ってしまった。Kさん、そして僕はロープを垂らしてもらって登る。実際に登ってみるとⅡ級上といったレベルで、下で見ていたほどは難しくはなかった。しかし、ふと足元を見ると(2枚目)、この高度感である。金玉が縮み上がる。やはり僕にはロープなしでは登れない。
 
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 その後も小滝がいくつか。要所要所で、初級者にはお助け紐が必要なレベルの所が出てきて、中級者以上ならテクニカルに楽しめる。屋久島特有の巨岩のサイズは、この川に関してはさほどでもなく、ショルダーは一回もしないですんだ。
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 11:20、地図には載っていない新しい橋に到着。この先がいよいよ湯川の核心部である。

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 すぐに「くの字」の滝(1枚目)。落差20~25m。これは全く取り付けない。右岸を小さく巻く。
 12:15、ついに湯川大滝に到着(2枚目)。屈曲していて全貌が見えないが、見える範囲でも数十mはある。下の方は割りと傾斜が緩やかそう。今回は登攀装備も万端、クライマーHさんもいることだし・・・、行けるところまでは、中を突っ込む気満々。しかし、ここで突然本降りの雨が降り出した。大滝の途中で鉄砲水にあったら目も当てられない。ついてないなあ。
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 泣く泣く右岸を巻き始める。樹間から垣間見える、大滝(1枚目)。余りに大き過ぎてその全貌を一枚の写真でとらえることができず、主に上部をとらえたのが2枚目の写真。非常にわかりにくいのだが、写真のほぼ上から下までクネクネと曲がりながら、ずっと滝がつながっていることに注目。総落差200mはあろう。びっくりのサイズだ。正確には連瀑帯ではあるが、これは屋久島一だと思う。 
 藪漕ぎしやすいルートを選んでいる内に、標高455mのポコから伸びる尾根に出てしまった。この尾根上は明らかに人間の踏み跡がついていてかなり歩きやすいのだが、沢筋からは離れてしまい、滝がほとんど見えなかった。残念。滝の直登を一部分でも楽しむつもりなら、沢の近くを藪漕ぎしつつ、適当な所でアップザイレンで降りるのがいいらしい。まあ、今日の雨模様では無理は禁物である。
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 455mのポコから沢に降りると、大滝は終わっていた。巻きの所要時間1時間10分。長かったあ。
 落ち口まで少し戻り、お線香と三岳と般若心経で、昨年ここで亡くなったKさんの追悼を行う(1枚目)。
 大滝を上から少し覗いてみたが(2枚目)、上部もツルツルでなかなか手ごわそう。アップザイレンで試しに降りてみよう、という気には正直あまりなれなかった。
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 1枚目の滝が出てきたら、今日のゴールは近い。14:50、ゴールの取水堰に到着。ここから烏帽子岳登山口に通じる林道(ゲートがある場所)までは1分の歩き。デポしておいた車に乗って帰宅。


 湯川下部の難易度は3級。見た目以上にいやらしい箇所はないが、滝のスケールのでかさに、とにかく圧倒される。登り方にもよるが、普通のパーティならザイルと登攀具はやはりあった方がいい。入渓地、出渓地ともに車ですぐにアプローチでき、いざという時はすぐに右岸を並行して走る林道にエスケープできるのは魅力。
 ところで、大滝の内部を完全遡行した人は恐らくまだいないのではないだろうか。一体、どんな滝がどれだけ連なっているか、是非この目で確かめてみたい。誰かボルトを確実に打てる人、アップザイレン下降でいいから、僕を上から下まで連れて行って下さーい。

Comment

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湯川の滝,懐かしく拝見させてもらいました。
近くにこんな滝があるなんて,うらやましい限りです。

ところで家の方はどんな感じでしょうか?
インヤン | URL | 2012/08/19/Sun 13:46 [EDIT]
こんにちは。バタバタと忙しく、更新が遅れており、申し訳ありません。
家作りの記事も今後頑張って、更新していきます。
ご期待ください。
屋久島遡行人 | URL | 2012/08/19/Sun 15:46 [EDIT]

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