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LED照明考
FLOS
 ↑我が家の夜のリビング。
 3年も前の記事で心配していた、照明の問題がいよいよ現実になってきた。
 
投石平花8歳の日
追良瀬川線香花火
 僕が好きな光は、夕焼けの空、蠟燭の灯、焚火の炎、そして線香花火。線香花火点火直後の赤い火の玉状態を、「牡丹」と言うらしいのだが、例えばリビングがそんな照明だったら素敵じゃないか。
 結局僕は、赤味が強くて暖かい色の光が好きなのだ。こういう光を、専門的には色温度が低いと言うらしい。
 色温度で言うと、昼光色蛍光灯が6500K(ケルビン)、日中の太陽光は5000~6500K、昼白色蛍光灯が5000K、電球色蛍光灯が3000K、白熱電球が2700~3000K、夕日が2000K、蠟燭の光が1800K、焚火が800Kだそうな。線香花火だけは調べてもわからなかったが、上の自分で撮った写真で比較すると2500K位?

 で、我が家の照明である。僕が今回採用した照明の内、ダウンライトとデスクライト、その他一部はLED(もちろん電球色)にしたが、それ以外のデザイン性を重視した照明器具にはほとんど60~150Wの白熱電球が付属してきていた。家中の照明を全て同時に点けたら、それだけで2000Wは行ってしまいそうな勢いである。屋久島の電気はほぼ全て水力発電とはいえ、この節電の時代にこれではいくらなんでも恥ずかしい。
 そこで、白熱電球を全て電球色のLED電球に交換することにした。で、ネットでいろいろなメーカーの製品を取り寄せてせっせと交換してみた。
 
 ところが、これがまるで駄目なのである。写真では微妙な色の違いがうまく出なくて、ちょっとわかりにくいのだが、これを見比べて欲しい。
1白強2L強
 左が白熱電球、右がLED球である。
 電球色と銘打ってはいるが、なんだか色が白くて冷たい感じ!そして、電球色LED球は3000Kということだが、(白熱電球中最も色温度の低い)2700Kとの違いというだけではなく、何か不自然な感じの光なのである。これはスベクトルが狭い2~3色のLEDの光を合成しているために起こる現象なのだろうか?(分光分布の違いについての詳細は、こちら。)

 調光機能を働かせて思い切り光量を落としてみると、その差はさらに歴然としてくる。
3白弱4L弱
 左の白熱電球は光量を落とすと色温度も下がり(赤味が増し)、まるで線香花火の「牡丹」のように闇の中に仄かに浮かび上がる。これに対して、右の電球色LED球は光量を落としても、白色の寒々しさがむしろ強まりながら暗くなっていくだけで、何の風情もないのだ。
 これでは、とてもくつろぎ空間を演出することはできない。せっかく大量に購入したLED電球だが、物置などごく一部に使うにとどめて、後は全て昨日ヤフオクで売り払った。
 そして、白熱電球に戻したのだが、その際、元々付属していた電球はほぼ全て、ワット数を4割程の物に落として付け替えた。これは節電のためももちろんだが、それ以上に照明上の効果を狙ってのこと。つまり、色温度を下げて暖色空間にするとともに、夜の室内にわざと陰影を多く作り出すためだ。部屋の隅々まで全てくっきりと見通せなくたっていいじゃないか。世の中にはあえて見ないでいた方がいいものだってあるんだし。
 お陰で、夜遅くに仕事から帰って我が家を道路から見ると、漆黒の森の中で焚火でもしているような雰囲気になっている。


 それにしても、各電機メーカーの皆様、もう少し、色味の美しさを考慮に入れたLED電球を開発して頂けませんか。(ちなみに、国内メーカーの電球色LEDの主流が3000Kなのに対して、IKEAは2700KのLEDを発売している。さすが、スウェーデンである。)そうでないと、本当に僕は一生分の白熱電球の買いだめをしなくてはならない。既に数年分は買ってあるが・・・


 

 

Comment

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この記事非常に面白かったです!!
oo34 | URL | 2012/09/20/Thu 22:10 [EDIT]
有難うございます。節電→LEDもいいけど、照明の空間演出効果を、もう少し日本人は考えた方がいいですよねえ。余計なお世話かな。
屋久島遡行人 | URL | 2012/09/20/Thu 22:37 [EDIT]

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