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太忠沢~石塚山・花折岳・屋久島沢登り記録
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 今週末は、Sさんと屋久島最難関、宮之浦川上部に挑戦する予定だった。が、Sさんに仕事が入ってしまい、ドタキャン。(結果的には29~30日の台風17号接近で、行かなくて良かった。)その代わりに、9月28日、単独で太忠沢から石塚山、花折岳に行ってきた。

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 6:30、荒川登山口発。縄文杉登山の人たちに混ざってトロッコ道を行き、7時、太忠橋から入渓。
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 先週の鯛之川とは打って変わって、しょっぱなから穏やかな癒し系の景色が続く。
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 巨岩の乗っ越しに苦しむこともなく、快適に遡行可能。
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 安房川水系は、本流、支流ともに、花崗岩の白と水のエメラルドグリーンと空の青のコントラストが強く、「気分はカリフォルニア」といった感じのノーテンキに明るい沢が多い。そんな中、太忠沢は北面の沢だけあって、日が射さず苔蒸して、白谷雲水峡に近い印象。
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 後半は少しずつ小滝が出てくるが、8割方は直登出来る。右の滝は登れず、左岸を巻いたが、その途中で・・・
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 こんな水玉の付いた苔を見つけた。
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 源頭近くなると、多少倒木も出てくるが、黒味川に比べれば物の数ではなく、楽勝。面白いようにグングン標高を稼ぐ。
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 水は稜線直下まで流れているので、水汲みは最後の最後で良い。
 12:20、稜線着。しかし、目標としていた、太忠岳から花折岳を結ぶ登山道が見つからない。しばらく右往左往探し回るが、辺りは疎林でどこもかしこも登山道っぽく見えるくせに、ピンクテープが見当たらない。
 登山道に気付かずに通り過ぎたのだろうか?そもそも地図にも正確な登山道の位置が載っていないので、そんな物を探し回ることはあきらめて、コンパスを切って進むことにした。しかし、周辺には、地図で確認できない沢型が多数走っていたりして、現在位置もはっきり同定できていないので、果たしてこれで辿り着けるか結構不安だ。自分に邪念が多すぎるから、石塚山の神様が来ることを拒んでいるのだろうか、などと考え始める。
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 50分ほど藪漕ぎ(藪自体は大したことない)した所で、樹間から石塚山と花折岳らしき岩峰を発見。それを基に地図で現在位置を同定すると、僕の読みよりも東に100mほどずれていた。と言うことは、源頭で登山道を見落としたのではなく、まだ辿り着いていなかったということなのか?とにかく、コンパスを切り直して藪漕ぎ再開。
 13:40、石塚山直下でようやくピンクテープ発見(2枚目)。ホッとした~。
 登山道なのに匍匐前進でしか進めない岩の隙間を行きすぎると、数十m先で大岩にぶつかり、道は左右に分かれる。
 左に行ってしばらく登ると・・・
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 14時、待望の石塚山ピーク着。
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 1枚目は花折岳(右)と太忠岳の天柱石(左)。2枚目はご神体とされる鏡岩。
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 登って来た道を引き返し、先ほどの大岩の分岐を反対に進むとそこには、神社が。
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 さすが、屋久島一のパワースポットと言われるだけのことはある。ここまで聖なるエネルギーを感じる場所は、7年前に修験道の奥駆で訪れた大峰山脈の山上ヶ岳以来だ。岩の中に入り、思わず座禅を組んで瞑想してしまった。そこの写真は何だか恐れ多くて撮れなかったので、興味がある方はぜひ一度自分で訪れて体感して欲しい。
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 さて、帰りはピンクテープ伝いだから楽勝と思っていたのだが・・・。
 15:10、花折岳着(1枚目)。ネアンデルタール人の埋葬の逸話を連想させる、素敵な名前の山だ。ピークの登りは最後は結構な岩場なので、やめておいた。ここまでは良かった。
 が、この先、太忠岳に行く登山道がまたしても見当たらない。仕方なく、再度コンバスを切って藪の中を進む。遠くに見つけた赤テープ、喜んで近づいてみたら紅葉だった。ガクッ。道迷い遭難者の気持ちが良くわかったよ。
 最後の方でようやく本物のピンクテープを発見し、15:50、石塚別れ(2枚目)に到着。太忠岳にも行きたかったが、帰りの足も気になるので、カットして下山。17:20、屋久杉ランド着。太忠沢は楽勝だったのに、結局ほぼ11時間行動。疲れたー。
 最終のバスはとうに出発した後だったので、観光客のレンタカー(これも恐らく最後の1台)に乗せてもらい、なんとか無事帰還。

 
 太忠沢は難易度2級。似たような雰囲気の白谷雲水峡よりも水が透明で、「苔蒸した清流」という言葉がぴったり来る。特に難しい所はなく、沢を2~3回やったことのあるような初級者を連れて来るには最適の沢ではないだろうか。巻きも容易で登攀装備は特に要らない。最大の核心は源頭での登山道探しか。
 そして、石塚山、花折岳は難易度3級!?。僕自身、数年ぶりに山で道に迷った。地図には登山道の記載がないし、現地に行くと様々な意図で付けられた新旧のピンクテープや赤テープが入り混じっており、混乱させられることこの上ない。石塚別れの周辺も、太忠岳に登る一般登山者が迷い込まないように、テープはあえて付けられていないから、ちょっとわかりにくい。なので、登山道から登るとしても、コンパスワークに慣れた人以外は、何度も行ったことのある人に連れて行ってもらうのが無難だと思う。そんな苦労をしてでも、石塚山周辺の聖なる空間は一度は行くことをお勧めする。



Comment

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石塚山周辺はそういうスポットだったんですか。知りませんでした。

太忠沢も行きたい沢の一つなので,この記事を参考にさせてもらい,行きたいと思います。

しかしコケ具合が何ともいえませんね~。
インヤン | URL | 2012/10/01/Mon 23:54 [EDIT]
石塚山、太忠沢ともにお勧めです。
太忠沢は他の沢以上に緑が深く濃いです。
石塚山はGPS持参だとより安心です。
屋久島遡行人 | URL | 2012/10/02/Tue 16:24 [EDIT]

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