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花揚川上部・屋久島沢登り記録
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 4月11日、今シーズン1本目の沢として、5年前に下部だけ行った花揚川の上流部に行ってきた。同行はガイドをしているSさん(写真右中央)。天気は晴れ。気温やや低め。
 
 樋ノ口バス停から山側に入り、平野浄水場に車をデポ。そこから取水パイプ伝いに上部に進み、適当なところで沢筋に下る。8:20、標高230m地点で入渓。間もなく、標高250mの二股。右又が本流。
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 足を置いた岩が、ずいぶんおしゃれな模様だったので、パチリ。変わった色合いの花崗岩だと思って触ってみると、どうも数種類の地衣類がパッチワーク状に棲み分けているようだ。
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 その先しばらくは、ごらんのように以前行った下流部同様凡庸な渓相が続き、やや退屈になりかけた頃・・・。
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 9:45、標高560mで、唐突に30m大滝が出現。
 ここで飯を食べながら、攻略ルートを目で探る。落差30mとはいえ、左岸側は落石で埋まり実質15m位だろう。素直に左岸の水際ラインを攻めることに決めた。
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 Sさんに確保をお願いして登り始める。と、いきなり掴んだ岩が剥がれ落ちた。ここの岩質は極めてもろく、カムを突っ込んでもグラグラ動き、しっかり決まる所がなかなか見つからない。僕も怖かったが、下で確保するSさんも落石の恐怖で冷や冷やだったろう。しかも、苔でヌルヌルの場所も一部あり。中間支点として、カムを3~4か所、木の枝へのシュリンゲ巻き付けを3か所とり、何とか完登。
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 後続のSさんも登って来る。二人合わせて突破に1時間かかった。岩登り(半分は藪登り)の難易度としてはⅢ級位だが、それ以上の嫌らしさを感じた。
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 大滝のすぐ上もちょっと難しそうに見えたが、慎重にルートを選べばザイルなしで行ける。
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 その後、20m滝。(右は滝壷の風景。)これは左岸巻き。
IMGP0249.jpg
 11:45、標高670m二股。
IMGP0252.jpgIMGP0251.jpg
 この二股、水量はさほど無いが(水量比は3:2)、どちらも15~20mの垂直に近い大きな滝となっている。(左が左又、右が右又。)こんな小さな川の上部にここまでのスケールの滝が隠れているとは想像もしていなかったので、ちょっとビックリ。行きたいのは右又なのだが、直登不能なので、二股中央のルンゼ状地形を行けるところまで詰め上がる。そこから右手を乗っ越して沢筋に下る。(詰められるだけ詰めてから乗っ越すのがポイントで、早まると沢筋に下るのにアップザイレンしなくてはならない。)降り立った地点が標高745mで、すぐ先に右手から安房前岳西側コルに突き上げる支沢(水量比3:2)が合流している。(この支沢がちょっと見つけにくいので、読図は慎重に。)前岳を目指す僕らはこの支沢を進む。
IMGP0258_20130420143324.jpg
 源頭の藪漕ぎは全然大したことない。13:25、コルに到着して遡行終了。
IMGP0260.jpg
 13:35、安房前岳着。三角点はあるものの、樹木に遮られて展望はきかない。
 速やかに下山開始。北北東に伸びる尾根を進みながら登山道及び前岳祠を目指す。が、地形図に載っていない妙な沢形でアップダウンさせられることが多く、いつまで経っても登山道に辿り着かない。ちょっと焦る。これは地形図が間違っているに違いないと勝手に解釈し、沢を下って道路に出ようかと相談し始めた頃、14:25ようやく登山道に出た。面倒くさくなったので、祠には行かずそのまま下って、15:10、登山口着。
 シーズン1本目としてはピリ辛な沢で、予想以上の達成感があった。


 花揚川上部は難易度2級。大滝を直登するなら、3級。上流部でたくさん枝分かれするので、前岳を目指すなら読図は慎重に。後半は大滝が連続して、退屈だった下部と同じ沢とは思えない。藪漕ぎもほとんどないので、一度行ってみる価値はあると思う。登攀力のあるパーティなら大滝は直登して欲しいが、その場合、カム1セット、シュリンゲも最低5~6本必要。ハーケンが効くようなリスはほとんどなかった。ロープは9㎜以上の太い奴がおすすめ。

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