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土面川下部・屋久島沢登り記録
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 土面川下部。標高500mまでの間に、地図で確認できるだけでも堰堤マークが20個。
 いかな沢屋であろうと、普通の神経の持ち主はとても行く気がしない川だろう。が、屋久島全沢完全遡行を目指す私としては、やはり無視する訳にはいかない。
 
 そもそも土面川は、何でこんな悲惨な、川ともいえないような川になってしまったのか。
 詳しい話はここを読んでもらえばわかるが、簡単にまとめてみる。
 普通、川の左右両脇50mは、保護林として残すらしい。ところが以前、この川の周囲の国有林ではそれが守られずに、見事に皆伐されてしまった。その結果、昭和54年の台風で大規模な土石流が発生。幸い死者は出なかったものの、下流の永田集落で多くの家が流された。被災者たちは国を相手取って損害賠償の訴訟を起こしたが、「自然災害」として敗訴。その後、土石流再発防止のために、沢山の堰堤が築かれた次第。

 今僕が思うのは、なぜ、再発防止策として、再び木を植え直すことを考えなかったのか、ということ。東北の津波災害防止のために立ち上がった森の長城プロジェクトの宮脇先生方式でやれば、十年もせずに実効性のある森が回復したのではないか?
 

 さて、話を沢登りに戻す。
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 9月15日、10:50、海から入渓。晴。
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 河口がいきなりこんな風景で、モチベーションは限りなくゼロに。
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 しょっぱなから地図にも載っていない堰堤が、ゴンゴンゴンと連続出現。これは全部で20個どころじゃなくて40個位になるのか?
 直登を試みるも、高すぎて手が届かず。大きく戻って、階段を登り、堤防を歩く。沢登りというよりは、都市の排水路探検をしている気分になってくる。
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 再度、川床に戻るも、1分歩いた先の次の堰堤も、やっぱり越えられない。
 堰堤を巻くときは、普通、手前の草付きを登っていく訳だが、ここの堰堤は写真の通り、手前も全て護岸工事されていて、ほぼ垂直のコンクリート壁なのだ。沢靴では手も足もでない。
 考えようによっては、黒味川ケヅメのゴルジュに匹敵する、最難関のゴルジュ地形とも言えるが。おまけに巻き道は、両岸ともに1m先も見えない超濃密な笹薮だったりする。それを逃げようとすると道路に出てしまい、川の姿は全く見えないという有様。
 せめて最後の堰堤まで道路を歩き詰めて、「今回の遡行は、全堰堤を一気に巻いて終わった」という形にしてやろうかと考えた。が、道路を歩き始めて5分、余りの暑さに、全てが馬鹿らしくなって止めた。俺は一体何をやってるんだあ!?
 12:10、出発地点に戻り、本日の行動終了。


 土面川下部は難易度5級??
 これを書きながら、土面川下部の攻略方法をいくつか考えた。
 ①複数人で行き、肩車→アブミ吊り上げで堰堤を突破し続ける。(3m以上の高さの堰堤が現れると厳しい)
 ②堰堤の上部にボルトを打ち込み、ひたすら懸垂下降で沢を下って行く。(コンクリートドリル持参が望ましく、大量のボルトと捨て縄が必要)
 ③ホームセンターで売ってるアルミ製の梯子にもなる脚立を持って行き、しこしこ登って行く。(大岩地帯が出てきたら、脚立の運搬は大変)
 どの方法でもいいから、誰か( 」´0`)」インヤンさーん♪)、付き合ってくれる人いませんかあ・・・。

 

 

Comment

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まさか土面川に行っているとは・・・。地図見るだけで遡行意欲を削がれる所だと思っていましたが,よく行かれましたね~。ある意味凄いです。

お誘いありがたいです。では,こういう日帰りプランはどうでしょうか?あくまで日帰りが前提です。

隣の永田川のコスギタ沢を登り尾根を越えて,土面川を下降する。
これであれば,コスギタ沢をやる分,付加価値がついて少しは行く気にもなれますが。またこのコースならば堰堤を懸垂しまくるので,懸垂の設置から撤収までの手際レベルがかなり向上するかとも思います。

いかがでしょうか?
インヤン | URL | 2013/09/18/Wed 14:46 [EDIT]
堰堤登りに思う、、、
これもまた屋久島の沢の一姿、というのでしょう。か?
個人的な話ですが、今夏七年振りに沢登り?に出掛けました。
出向いた先は男体山北面の御沢という、水無し堰堤後廊下、時々堰堤後涸滝平流というマニアックに過ぎる沢でした。
堰堤が核心であることを承知の上での遡行でしたが、信念を貫くということはこういう行為も含んでいるのだと感じつつの遡上でした。
松葉蘭 | URL | 2013/09/18/Wed 15:33 [EDIT]
インヤンさん、さすがです。

コスギタ沢からの連続登下降とは、考え付きませんでした。
堰堤下りはゲレンデトレーニングのつもりでというのも、納得です。
この沢で想定しうる、最も面白い攻め方でしょう。

ただ、20~40?本のボルト打ちを、半日で出来るか、自信が有りません。
人力ではまず無理でしょう。
いつか、ドリルを使って試してみますね。
屋久島遡行人 | URL | 2013/09/18/Wed 17:55 [EDIT]
松ちゃん、久しぶりです。

なんだか、僕以上にマニアックな登り方をしてますねえ。

船行川、ビワンクボ、土面川と、このところ、人間の開発の爪跡が無残に残る沢ばかり続いています。島内全沢完全遡行にこだわらなければ、絶対行くこともなかった所でしょう。
が、屋久島の沢の、良い所だけでなく、こういう一面も見ておくことは、決して無駄ではないと思っています。
屋久島遡行人 | URL | 2013/09/18/Wed 18:05 [EDIT]

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