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鯛之川上部・屋久島沢登り記録
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 4月10~11日に、単独で鯛之川上部を登り、淀川左俣を下ってきた。
 一昨年の秋に鯛之川核心部は行ったが、その時林道で切り上げてしまい、源流部が残っていたので、その仕上げである。
 
 源頭のジンネム高盤岳周辺の藪が激烈という前情報を得ていたので、予定コースタイムを12時間と大目に見積もる。となると、日帰りで帰れるか微妙なので、最初から1泊2日で行くことにする。そう決めた途端、急に気持ちがだれてしまい、前夜も遅くまでネットなど・・・。当日朝は、子供が学校や幼稚園に出かけてから起き出し、結局家を出たのは11時過ぎ。山屋の風上にも置けない怠惰な日常。

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 4月10日。天気は晴れ時々曇り。
 12:25、淀川登山口出発。ゲートを超えて、まずは荒れ果てた林道を進む。5分ほどで、標高1345m、前回出渓した支流の橋に着いたので、そこから入渓し、本流に向けて下り始める。たおやかな流れ。しかし、水温は冷たいというよりも、痛い!さすが4月上旬。
 途中、屋久島の沢には珍しく、15㎝ほどのヤマメを数匹見かけた。
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 唯一難しいのはここ(上から見たのと下から見たの)だが、慎重に行けば中の岩のバンド状をクライムダウンできる。
 13:15、1180m、本流との二股着。水量は2:1。ここから先の本流を前回はパスしてしまった訳だが、この水量を見ると今回わざわざもう一度来た甲斐があったと思わせる。
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 とは言え、本流も、支流以上に極めて穏やかな渓相。
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 標高1315mで水量比1:2の二股を過ぎるとすぐに、14:25、林道の橋着。予想以上に速いペースであり、これは早起きすれば余裕で日帰りできたな、と思う。まあ、良い。今日はゆっくりテントで日頃の睡眠不足を補ってやろう。
 橋の先も平流が続く。
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 この5m滝はちょっと無理そうに見えたが、右岸バンド状を行き、滝の中ほどに降り立ったら、後はさほど危なげなく登れた。こういう所もたまには登らないと、やはり平流の沢歩きだけではつまらない。ちなみに、巻こうと思えば、手前から容易に巻けそうであった。2枚目は振り返っての写真。
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 夕方になり、西日が射し込み、水面がキラキラ輝き始める。単独行ではあるが、これだけ容易かつ美しい沢だと、その不安をほとんど感じずに済む。
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 左写真の標高1520m付近で、右岸(右写真)に平らな台地状地形がありそうに見えた。
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 3mほど上がってみると、やはり理想のテン場あり。16:40、テントを張るには丁度いい頃合いだ。
 30分後、今夜のねぐらが出来、着替えも済んだ。後はのんびりくつろぐだけ。
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 泊まりの沢ならではの、極上のひと時が過ぎて行く。(イメージ写真)
 この日は、ヘッドランプのスイッチがザックの中で誤作動していて、なんと電池切れ。真っ暗なため、日没とともに寝床に入り、8時前には寝た。



 4月11日。天気、晴れ。5時40分起床。
 昨夜はスリーシーズンシュラフ+ダウンの上下を着たが、夜中は少し寒かった。さすが標高が高いだけのことはある。朝の気温も7℃。濡れた行動着を着るのがつらい。
 6時40分発。10分で水枯れ。そこからは藪に突入。コンパスを切って、標高1565mのコル(ジンネム高盤岳北北東500m)を目指す。
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 心配していた藪漕ぎは、ジンネム高盤岳を目指さなければ全然大したことなく、わずか5分で目指すコルに到着。ここもまるでテン場の様で、非常に目立つ地形だった。
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 そこから、淀川左俣を目指して沢型を下っていくと、最初はすこし藪がうるさい(1枚目)が、ものの10分ほどで、歩きやすく美しい景色になって行く。しかし、早朝で気温も低い分、水は昨日以上に冷たく、足の感覚が半分なくなっている。
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 7:50、本流(中俣+右俣、1枚目)との分岐に着。
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 この水の透明度!
 2枚目のゴルジュは、内部を偵察したところ、上部に誰かの残置お助け紐があり、下降なら中を突破できることが判明。但し最後に滝壺への飛び込みが必要なので、寒い今日はやめておいた。普通に右岸巻き。
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 淀川は何度来ても、やはりきれいだ。
 8:25、淀川小屋着。橋がいつの間にか高い場所に掛け直されていた。
 ここで沢仲間のHさん、Yさんとすれ違う。香川県の中学の修学旅行生を、黒味岳にガイド中とのこと。
 9:20、淀川登山口着。



 鯛之川上部は難易度2級下。大滝と巨岩に溢れかえる中・下部とは、まったく印象が違う。尾之間歩道の渡渉点(鯛之川渡し)辺りから上部は、ずっと同じような感じの平らな流れで、滝はほとんどない。但し、初心者連れの場合は、1~2か所軽く確保した方が良い所はある。源頭部の藪漕ぎも大したことないので、一度は行ってみたら良いと思う。できれば、海から上がってくれば、この平和な流れの有難さがひとしお感じられるだろう。



Comment

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鯛之川,素晴らしいですね。

それにもまして淀川のたおやかさは,もっと素晴らしいと思います。気軽にいける遡行人さんが羨ましい限りです。
インヤン | URL | 2014/04/20/Sun 13:54 [EDIT]
淀川は、本当に何度来ても感激します。
でも、僕からすると、本土の大きなフィールドで活躍されているインヤンさんも、羨ましい時がありますよ。
屋久島遡行人 | URL | 2014/04/20/Sun 15:02 [EDIT]
まだ水冷たそう
屋久島沢シーズンスタート!思ったら、やっぱり水冷たそうですね(^_^;
去年のG/W淀川下降時でも冷たかったし。
今年のG/Wは、かなり背伸びして瀬切川に入ってみようかなぁ〜なんて思ってますがやっぱ寒いかなぁ。。。
Pooh | URL | 2014/04/23/Wed 22:13 [EDIT]
標高の低い所なら大丈夫ですよ。1000m超えるときついかも。
瀬切はまだ行ったことないからよくわかりませんが、結構水に浸かるんでしょうか?
僕も夏に行く予定なので、詳しい記録を期待してます。
今から、鈴川行ってきまーす。
屋久島遡行人 | URL | 2014/04/24/Thu 06:59 [EDIT]

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