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宮之浦岳・シャクナゲ登山
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 今年の屋久島は、シャクナゲの当たり年らしい。長年ガイドをやっている人の話では、奥岳が20年ぶりの凄いことになっていると。そう聞いては、普段は沢以外の山登りなどしない僕でも、居ても立っても居られない。
 
 最初は、沢仲間のガイドのSさんに御願いして、78歳の義母だけを連れて行く予定であった。が、Sさんが、「どうせ行くなら、親子3代同時登頂させたい。」と言ってきかない。5歳児連れで宮之浦岳は無理でないかな?、しかも平日で娘は学校があるし、と思ったが・・・。1時間以上に及ぶ電話での説得に根負けして、結局、急遽総勢6人で行くことに。
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 5月29日、淀川登山口を7:15発。天気は晴れ。
 目標は、今日中に宮之浦岳、永田岳を越えて、鹿之沢小屋泊。明日は花山歩道を下山。果たして、頑張れるか。
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 いつものごとく、美しい淀川。
 ここで、撮影中の写真家の三好さんに会った。数ある屋久島の写真集の中でも、彼の作品は僕が好きな一冊だ。世界中で『楽園』を探し求めていた彼が、屋久島に目を向けるきっかけになったエピソードが、その本の後書きで記されている。これが、太平洋の島々を経巡って屋久島に辿り着いた僕も、非常に共感できる話なのだ。やっぱり、「水」。これに尽きると思う。
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 登山道の途中から、シャクナゲがバンバン咲き始める。この調子なら、先週の太忠岳より、期待できそうだ。
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 やはり、開花とともに、色が白くなっていく。蕾と、完全に咲いた花が入り混じっている今頃が、色合い的に一番の見頃ということだろう。
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 トーフ岩を遠望。この頃から、義母と子供たちのペースが上がらなくなり、3人の荷物をSさんと僕とで持つことに。推定30㎏弱、肩にズシリと重い。
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 途中の展望所からの景色。黒味岳のピークに人が立っているのが見える。先週登った太忠岳の天柱石は、北アルプスの槍ヶ岳のように分かりやすい。
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 小花之江河と花之江河。
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 13:15、投石平着。この辺りは、シャクナゲが満開で、大勢の登山者がのんびり花見を楽しんでいる。登山と言うよりは花見を目的に来た人がほとんどの様だ。知り合いにもたくさん会った。
 シャクナゲは、一つの木でいろんな開花状況の枝がついていて、目を楽しませてくれる。例年だと、極く一部の木しか花をつけないらしいのだが、なぜか今年は非常に高率に花をつけている。
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 微妙に霞がかかって、まさに桃源郷。子供も写真撮影に余念がない。
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 のんびり休憩した後、先に進む。左写真、投石平を振り返って見る。右写真、最大の難所。
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 ここから先は、涼しい風が吹き渡る、気持ちのいい稜線歩き。鹿も時々姿を現す。
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 左写真、小楊子川右又源頭。
 メンバーの疲れ具合からして、今日中に鹿之沢小屋まで辿り着くのはどうやら無理そうだ。予定を変更して、翁岳コル(右写真)の登山道上にビバークすることに。15:40着。ここなら、水場もトイレも近くにある。道の上に2人用テントを3つ、縦に並べて張った。
 晩飯はSさんお手製の鍋物。たっぷりの昆布と鰹節でだしをとり、肉屋で厳選した黒豚肉をぶち込んで、下界以上に贅沢な料理を頂く。荷物は重かったが、ここまで来たら、大名登山の気分だ。


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 5月30日、4時半起床。今日も晴れ。東の雲海から登る朝日がまぶしい。
 山慣れしている僕とSさん、疲れのたまった子供たちは爆睡できたが、妻と義母は寒さもあってほとんど寝られなかったらしい。もっとも、僕も、朝方ものすごく奇妙な夢を見た。
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 今日は、荷物を軽くして宮之浦岳を目指し、そこから引き返すことに。5:45出発。
 道々のシャクナゲが、疲れを忘れさせてくれる。
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 ピークまでもう少し。
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 6:30、ピーク着。5歳~78歳、みんな、お疲れ様。
 永田岳、国割岳方面のパノラマ。永田岳はやはり遠いなあ。
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 ぐるっと見回すと、小楊子川左又源頭部が、一番シャクナゲの密度が濃いように見えた。ピークの直下には祠が。
 ここで、体力のない僕らは引き返し。ろうそく岩周辺のシャクナゲにこだわりのあるSさんは、一人で予定通り、永田岳、花山歩道を下りることに。
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 後ろ髪をひかれる思いで下山路に着く。帰りはSさんが抜けて内心不安だったが、子供たちが復活して荷物を持ってくれたので、大分助かった。
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 淀川に着くと、早速水遊びに興じる子供たち。沢好きなのは父親譲りか。
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 15:40、全員怪我することもなく、無事淀川登山口に戻り着いた。

 
 宮之浦登山と言えば普通1日、速い人なら半日で行っちゃうものだが、今回はのんびり2日かけて、じっくりシャクナゲを楽しめた。これだけ年齢差のある親子三代で登り切ることができて、達成感はひとしおであった。もちろん、ガイドのSさん抜きではとてもかなわなかっただろう。重い荷物を背負いつつ、細やかな気配りを見せてくれたSさん、深く感謝します。





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