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落川下部・屋久島沢登り記録
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 北海道から山の会の後輩、哲平が遊びに来ている。彼と、8月24日、落川(おとすがわ)に行ってきた。海から落の滝までの下半分。このブログに記録は残していないが、8年前にも行ったことがあるので2回目。天気、晴のち曇。
 
 10:25、永久保のペンション「アク○ィブ」の前に車をデポさせてもらい、出発。
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 8年前は河口から400m上流部からの入渓であった。今回はきちんと河口から行こうという意識が強すぎるあまり、右岸の道路から藪の斜面を下る際、大分南にずれて、思いっきり海の真ん中に降り立ってしまった。ライフジャケットを着け、波に揉まれながら100m以上泳いで、11時にようやく河口に達する。河口(右写真)は、川幅1mあるかないかのしょぼいところだが、水流の勢いは強い。
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 いきなり、両岸が切り立った、ミニゴルジュが迎えてくれる。岩はご覧の通り、花崗岩ではなく、真っ黒なホルンフェルス。適度に苔むしていて、滑ること滑ること。おまけに、浮き石も多い。用心してフェルト足袋で来ていたが、それでもあっという間に、足首や脛に青あざができまくる(ちょっと大袈裟か)。
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 前半は、こんな感じで薄暗いゴルジュの中をどんどん泳ぎ、随所に現れる1~2mの小滝を乗り越えていくというスタイルが延々と続く。この日は非常に蒸し暑く、泳ぎまくるにはちょうど良かった。前回来た時は11月3日。ウエットスーツを来ていても寒かった記憶がある。やはり、盛夏に来るべき沢である。
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 12時、県道の橋(左写真)を通過。この小滝に引っかかった丸太も、乗っ越すのに一苦労させられる。
 一部、亜熱帯風の川原。
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 ゴールジュは続くーよー、どこまでもー♫ 60~70cmのオオウナギを見かけること、数回。12:40、農道の橋を通過。
IMGP3197右岸巻きIMGP3201.jpg
 いい加減、ゴルジュ内の泳ぎとミニ滝の乗り越えに飽き始めた頃から、数mクラスの滝がちょこちょこと出始まる。
 左写真の滝は、泳いでいったが、ヌルヌルでどうしても取り付けず、やむなく右岸を高巻き。高巻きの途中から見えた次の滝(右写真)も何だか難しそうだったので、一緒に巻いた。
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 後半は、川原→淵→数mの滝という、パターンに変わっていく。
IMGP3211.jpgIMGP3217左又2
 堰堤を越えるとすぐに、13:35、標高100m二股着。水量2:1で、本流の左又(右写真)に入る。
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 この先はゴルジュ地形ではなくなるが、いよいよ滝が連続し始める。
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 この8m滝は、8年前、ザイルを出して右岸寄りを挑戦したが、最後がどうしても越えられずに敗退した滝。今回は最初から右岸巻き。
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 これは頑張って中央を直登。
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 この滝は、右寄りのライン(左岸)を、木の根っこを掴みながら突破。最後の2歩が、木の根っこが無いので危ない。本当はザイルを出した方が良かった。
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 左写真の滝は左岸巻き。右写真の滝は左岸の岩を越えて。この日は合計3~4回巻いたが、ほとんどの滝はⅡ~Ⅲ+級レベル。中級者以上なら、ザイルなしの直登でガンガン攻めて行けるので、非常に面白く、ペースも稼げる。
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 最後は、息つく暇もないほどの小滝のオンパレード。
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 行く手に何やら白い筋が見えてきたと思ったら、15:20、本日のゴール落の滝に無事到着。落差は諸説あるが、30m強と言ったところだろう。屋久島の滝の中でもベスト10にギリギリ入りそうな、格好良い滝だと思う。滝壺で山伏が修行してそうな雰囲気あり。
 滝壺周辺でしばしのんびりし、あとは、右岸にあるピンクテープに従って下山。茶畑の中にデポしておいたもう一台の車に16:15着。


 落川下部は難易度2級上。ゴルジュが続く暗い渓相ではあるが、前半は泳ぎ、後半は小滝クライミング、と2パターンの楽しみ方ができて飽きさせない。フィナーレを飾るのが落の滝と言うのも、非常に満腹感があるコースだと思う。特に、猛暑日にお勧め。これで岩質が滑りにくければ言うことないのだが。装備は、何よりライフジャケットを忘れず、そして靴はフェルトソールの物を選ぶこと。ザイルは今回使わなかったが、大滝もないので20~30mで十分。全ての滝の直登に挑戦する場合以外は登攀具不要。




Comment

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先日はお世話になり,ありがとうございました。今回もバタバタでしたが,夜だけはのんびりと寛ぐことができました。

これが例の落川ですか。いや~いい感じの沢ですね。屋久島らしからぬ暗さがいい味を出しています。落の滝上にも何かありそうですが,どうなんでしょう・・・。
インヤン | URL | 2014/08/30/Sat 12:42 [EDIT]
インヤンさんが帰ってから、ずっと雨が続いています。数少ない晴天の日に、速攻で2本も落とされ、まるで加藤文太郎を思わされます。

落川上部は以前、
http://sokoujin.blog90.fc2.com/blog-entry-12.html
で紹介したように、中規模の滝が幾つか連なり、まずまず面白いです。
(まだこの頃は、デジカメも所有しておらず、僕のブログスタイルが確立してませんね。)

楠川~船行までの、城之川、男川、女川、落川、田代川、平地川、船行川はいずれも、ホルンフェルス主体のプチゴルジュで、陰鬱かつ滑りやすい渓相です。前岳止まりなので、スケールはありませんが、それでも女川、落川だけは、1日で完全遡行するのはかなり厳しいです。
屋久島遡行人 | URL | 2014/08/30/Sat 13:30 [EDIT]
貴重な情報ありがとうございます。昔の記録を楽しく読ませてもらいました。

この辺りは島でも未遡行区間なので,女川と落川の2本は必ず遡行したいと考えています。

ビャクシンは今夜アップします。今思い返してもあの天国ナメは最高です!
インヤン | URL | 2014/08/30/Sat 14:27 [EDIT]

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