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コスギダ沢・屋久島沢登り記録
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 5月1~2日、熊本のインヤンさんと永田川支流であるコスギダ沢を登り、上シラケン沢を下ってきた。
 今日は、コスギダ沢の記録。
 
 5月1日。天気は曇り時々晴。一時雨。
 永田岳登山口のある林道を、さらに終点まで車で進む。が、終点の200mほど手前で、いきなり車が大きく傾き、動かなくなる。何が起きたか全くわからず、車を降りると、なんと車の左半分が道路から落ちている。路肩が大きく陥没しているのに気付かず突っ込んでしまい、前後輪とも脱輪しているのだ。
 実は、このビートル、十数年ぶりのフルレストアのため、今週末長野まで陸送する予定。それなのに、こんな所で廃車になってしまうのか!これは山行どころではないぞ、でも、インヤンさんの手前そうはいかない、と一瞬、いろんなことを考えて、目の前が真っ暗になる。
 ラッキーにも携帯電話が通じたので、とりあえず、いつもお世話になっている車屋さんに連絡してみる。すると、僕らが山に行っている間に、ビー助を救出しておいてくれるとのこと。その瞬間、牧瀬さんが神様に思えた。本当に、いつもいつも有難うございます。このお礼はいつか必ず。

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 林道終点から、斜面を数分降りて、9:00、永田川の標高90m地点から入渓。明日の下山路の目印に、入渓地点にケルンを積む。永田川は普通の巨岩の河原。
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 花が綺麗。
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 9:30、コスギダ沢に入ると苔生してくる。
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 10:05、上シラケン沢分岐に到着。右写真の左がコスギダ沢、右が上シラケン沢。水量3:2。
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 前半は、爽快な滝が連続。小気味よく登高していく。
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 標高600m屈曲を過ぎたあたりから、沢は徐々に難易度を上げてくる。
 倒木が随所に出現。倒木の上を歩くのは、アクアステルスよりもフェルトが有利。
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 13:15、標高630m。いよいよ本格ゴルジュの始まり。ここは左岸を大きく高巻き。先行した僕が泥壁を無理矢理登る途中で枯れ木を落としてしまい、インヤンさんに直撃。おまけにカメラのストラップ部分がぶっ壊れて、カメラも落下。インヤンさんに回収に降りてもらう。踏んだり蹴ったりで、申し訳ありませんでした。
 巻いてる途中から、見下ろすと、内部は案の定とんでもないことになってます。(右写真)
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 1枚目は確か小さく巻けたが、2枚目は大きく左岸の高巻きだったように思う。
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 相変わらず、難所が続き、全く気が抜けない。倒木は、助かることもあるが、邪魔なことも多い。
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 15:05、標高880m。一見簡単そうに見える5m2条の滝だが、実はこの日一番の核心。左手の滝を登ったが、上部が2枚目のごとく岩の隙間が狭く、空身になって何とか突破。登った先もテラスというよりはスラブの壁で不安定な足場。まさかこんなに厳しいとは予想していなかったので、ハーネスとザイルは下のザックの中・・・。慌ててそれらを下から受け取り、岩に挟まった流木にギリギリのセルフビレイを決めて、ザックとインヤンさんを揚げる。流水をもろに浴びて、震えが止まらない。
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 さらに少し行くと、右岸のこの壁を登らないと行けなくて、ショルダー⇒ザイル出してのゴボウで突破。
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 1枚目。見た瞬間、アッチャー!中を行けるかどうか、試しに進んでみる気にもなれない。もはやゲンナリムード。右岸高巻き。巨岩に倒木よ、いい加減にしてくれえ!
 2枚目は、地図ではほとんど出てこない、標高1050mにある二又。水量1:1。僕は右股に立っているが、左股が本流。 
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 水流も少なくなったし、もう楽だろうと思いきや、まだまだ、こんなのが出てくる。それでもここは確か内部を行った。
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 でも、振り返ると、こんな絶景が心を癒してくれる。夕陽に照らされた、口永良部島と漁船・・・。
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 標高1290m位で水枯れ。18:50、ついに坪切岳の北400mにある標高1320mコルに到着。投了。テン場としては申し分のない更地があり、救われた。
 今日は、7か月半ぶりの沢にして、10時間行動、疲れた。


 コスギダ沢は難易度4級上。今まで僕が1~2日の行程で行った屋久島の沢の中で、最も難しかったと思う。前半は爽快な滝登りを楽しめるが、後半は労多くして報われることが少なく、正直もう一度行きたいとは思わない。でも、ゲレンデ感覚でなく、久しぶりに本気でザイルを使う、いい経験にはなった。一人で行ったら絶対に敗退していたと思う。随所でバックアップしてくれたインヤンさんに感謝。
 急登の高巻きが3回出てきたが、いずれも、よく滑る泥や落ち葉の中に、木の根っ子か倒木か区別しづらいものが隠れている所が多く、かなり神経を使う登りを強いられる。2か所でザイルを出したが、ここを回避しようとしたら、相当下流からの大高巻きを強いられ、コースタイムはよりかかっていたと思う。
 ちなみに、流木、倒木の上を歩くことが多いので、アクアステルスよりはフェルトソールの方が、有利。

Comment

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いや~PC上で読むだけでは,あの臨場感はやはり伝わりにくいですね。水の音,倒木の折れる音,落石の音,そそり立つ岩壁の威圧感・・・難所の突破,お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
インヤン | URL | 2015/05/04/Mon 01:12 [EDIT]
コメント有難うございます。
巻きの傾斜がきつく、泥壁的な部分も有り、想像以上に厳しかったですね。
カメラの救出、本当に有難うございました。復活したみたいです。
屋久島遡行人 | URL | 2015/05/10/Sun 12:20 [EDIT]

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