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上シラケン沢・屋久島沢登り記録
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 昨日の続きで、永田川支流、上シラケン沢の下降の記録。
 初日のカメラ落下の影響で、僕のカメラは不調だったため、今回の写真はほとんどインヤンさん撮影のものを使わせてもらった。

 5月2日。天気は曇時々晴一時小雨。屋久島らしい、すっきりしない天気。
 6:20小鳥のさえずりと朝日で起床。このテン場は、真っ平かつ、東側数十m先に宮之浦川源流であろう水場もあり、なかなかの場所だった。
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 8:15、坪切岳に向かう。尾根上を、おそらく昔の登山道と思われるものが7割ほどの道程に続いており、藪漕ぎはほとんどせずにすんだ。8:40ピーク着。
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 ピークから、正確に上シラケン沢に降りるため、一旦ピークより200m北西にあるポコを目指す。そこからコンパスを切り直して、上シラケン沢源頭を目指す。8:55、源頭に降り立つ。そこからずいぶん長い区間、倒木が沢形を埋め尽くしており、進むのに難渋する。
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 倒木帯が終わったかと思うと、今度は垂直に近い滝が続き、随所で巻きを強いられる。巻いた先でも、2回懸垂下降をした。
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 所々でなめ滝が出たり、
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 なごみ系の河原もあるが、
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 基本、垂直系の滝がほとんどで、ここを遡上しなくて(下降で)良かった、と思わされる。
 沢を下降する時のインヤンさんは、これまで後ろ向きになってクライムダウンするのしか見たことが無かったが、、、。今回は、2m強の高さからリュックを投げ捨て、その上に滑り台の要領でお尻から滑り落ちていくという大胆な降り方を連発。僕が尻込みするような高さでも、思い切って突っ込んでいくその姿勢にびっくり。
 標高600m位で一旦傾斜が緩やかになり、地形図で予想する限り、あとは標高450~400mだけが怪しいかなあなどと言っていたら・・・。
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 14:20、標高450mに到着。うーん。見下ろすと、想像以上のすさまじい滝。この2日間で最大だ。50mザイルの懸垂下降では下まで届きそうにない。やむなく右岸を高巻くことに。
 この巻きの下降もまた厳しく、崖を降りるのに懸垂下降必至かと思った時、クレバス状に開いた岩盤をクライムダウンし、最後は狭い隙間を通り抜けるルートを発見。昨日、今日と、今回みたいな、「よくぞこの唯一無二のルートを見つけ出した!」と自分たちをほめたくなるような瞬間が一体何度あったことか。それだけ困難な2日間だったということ。
 河原に降り立ち、せっかくなので、今高巻いた大滝の全貌を見に、上流に100mほど引き返す。
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 標高400mの屈曲を過ぎると、唐突に3段、35m大滝。屋久島には、人知れず、まだまだ見事な滝がいっぱいあるもんだ、と唸らされた。それにしても、懸垂下降で降りなくて良かったあ。ロープの長さが足りずに死んでいるところだった。
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 その後も、巻きの下降でこんな場所のクライムダウンを強いられたりと、あまり楽にならない。
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 相変わらず、連瀑帯。左は3段、18mの滝。
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 15:50、ようやく、コスギダ沢出合(左写真)に戻りつく。ここから先は楽勝。
 永田川本流に入ると、さらに巨岩ぶりはグレードアップ。(右写真の中にいる僕を探し出して下さい。)
 17:25、林道終点に帰り着く。2日間ずっと気になっていたビー助は、牧瀬さんにより無事救出されていた!万歳!!


 上シラケン沢はコスギダ沢同様、4級上。上部の倒木帯で苦労させられた感が強い。下降で行った沢はどうしても印象が薄くなってしまうが、今回もそうなってしまった。しかし、この沢に関しては直登困難な滝が多く、遡上する方が下降するよりも困難ではないかと思う。

 僕の考える秀渓の条件。
①景色が良く、変化に富むこと。(滝、ナメ、植生、眺望など)
②ある程度、難しく、登り応えがあること。
③藪、倒木、巨岩などのウンザリ要因が最低限であること。
コスギダ沢、上シラケン沢は、③が決定的に欠けていた。それに、僕にはちょい難しすぎた。残念。

Comment

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滝に関しては,こっちの方がコスギダより凄かったですね。うんざり倒木帯,懸垂,巻き。あと岩のクレバスもここで初めて見た気がします。下りながら間違っても挟まりたくないと思ってました。

いずれにしても無事下山でき,ビー助も救出されていて,何よりでした。
お疲れ様でした。
インヤン | URL | 2015/05/04/Mon 01:19 [EDIT]
クレバス内のルートを見つけたときは感動しました。
本当にお疲れ様の二日間でした。
屋久島遡行人 | URL | 2015/05/10/Sun 12:33 [EDIT]

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