スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
田代川下部・屋久島沢登り記録
 9月15日、北大フラテ山の会時代の後輩2人(部内結婚のI崎夫婦)を連れて、田代川下部に行ってきた。せっかく北海道からわざわざ来てくれたので、本当はもう少し規模の大きな所(安房川、鈴川、白谷川あたり)に案内したかった。が、当日はあいにく時折雨のぱらつく天気だったので、増水してもすぐに逃げられ、かつ楽しめる所ということでここを選んだ。
 11時前、田代海岸海抜0mから入渓。昨日からの雨のせいで過去3回中最も水量は多目だが、案じていたほどではない。水も透明で遡行にはなんら問題ない。全員ライフジャケットを着けているので、薄暗い淵を遠慮なくどんどん泳いで進む。後輩は日高キムクシュのようなゴルジュ帯がこんな近場にあるなんて、と感動している。
 県道までに核心らしき場所は4箇所。1番目は5m滝の左岸バンド状をへつって斜上する。ここは沢慣れした人ならザイルは不要。2番目は、7m斜瀑のシャワークライム。まず取り付きまで泳ぎ着くのが大変。滝は見た目ほど難しくはないが、それでもザイル確保と右岸側のリスにランニングビレイをとるためのキャメロットが必要。3番目は5m滝。右岸を行くのだが、取り付くまでが難しい。滝壺より少し手前側の軽くハングしたところにしっかりしたホールドがあるので、あまり滝壺に近寄りすぎずに手前側から登るのがポイント。取り付けない人には最初だけザイルで引っ張り上げる必要あり。最後4番目が県道手前4m直瀑。チョックストーンとそこに挟まった流木の間の狭い隙間を攀じ登る。初心者以外ザイルは要らないが、荷物を降ろさないと通過できないほどの極めて狭い隙間が最後に出てくる。
 途中何度も、どうでもいいような小滝で、バイルやキャメロット付きアブミを出して、屋久島で磨いた登攀技術を見せびらかそうとした。が、余りの水流の強さにアブミをさらわれること2回。さすがに1万5千円の紛失は痛いので、滝壺深く沈んだアブミを回収に潜る。水中眼鏡もなく、回収は困難を極めたが、何度もトライして1回目は2.5m、2回目は3.5mほど下の水底に沈んでいたのを奇跡的に回収成功。おかげで結構な量の水を飲む羽目になってしまった。家に帰ってからも、下を向くと副鼻腔からツーツー水が出てくるほど。やっぱり無理するもんじゃあありません。あと、競泳用の水中眼鏡は沢には常時持参しても無駄でないと思った。
 途中休憩も入れて4時間弱で右岸から県道に出て帰宅。
 思い起こせば彼らと共に最後に沢に行ったのは、10年前。僕が現役最後の夏合宿として出した、屋久島山行(荒川~淀川、小楊子左股)以来。僕と違って日々まじめに医業をやっている彼らは、ハーネスをつけての沢登りなど6年ぶり位だったようだ。そんな彼らも、歩き出してしばらくするとすぐに現役時代の勘を取り戻して、まったく危なげなく行ってくれて安心した。(もっとも、現役時代は僕の2倍山に行っていた連中なのです。)そして何より、この短い半日間でも、屋久島の沢を十分に楽しんでくれたことがひしひしと伝わってきて、僕も非常にうれしかった。

 ちなみに田代川の難易度は3級下。去年、県道を越えて源頭まで行ったことがあるが、沢登りとして面白い要素は、8割方県道より下部わずか1.2kmの間に詰まっている。よって、ここは他の沢が行けないような天気の日に半日かけて下流部の登攀を楽しむのが正解。

Comment

管理人にのみ表示する


Track Back
TB*URL

Copyright © 源頭の風景を求めて・・・. all rights reserved.
Design by Pixel映画山脈

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。