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大川下部・屋久島沢登り記録
大川21

 今日6月7日、前回の続きで大川下部(大川F3から上大川橋まで)を行ってきた。メンバーは、S先生(女性)とGさん(初級者)と僕の3人。
 6時小瀬田に集合し、花山林道の上大川橋に1台車をデポする。その後もう1台の軽トラで林道を戻り、適当なところに駐車スペースがあったのでそこに車を置いて、8:10、林道脇のルンゼから降り始める。降り立ったところ(上の写真)は、F3のちょっと上流部だった。3分くらい藪漕ぎで下流に行き、F3の姿を横から皆で眺める。そこから再出発。
大川22大川23
大川24

 沢の中に入り、上流を目指す。すぐに出てくるF4、10mチョックストーン滝。遠くから見ると、左写真のようで、近くから見ると右写真のよう。ものすごいサイズのチョックストーンである。どうしてもこれを突破しろと言われたら、右岸のリスにハーケンベタ打ちで、A1登攀になるか。今日はおとなしく左岸を小さく巻く。
 落ち口からの眺めが左下の写真である。実はこの写真真ん中の淵左端の浅瀬を、右岸(そもそもこの右岸伝いに滝に接近していくのもかなり微妙なバランスが必要なへつりだったが)から左岸へ渡渉しようとして(川幅2m、水深20~30cm)、最後尾のS先生が水圧に負けて流されてしまった。1m弱の滝を一回落ちて、その下で止まるかと思ったが、止まりきれずにさらに流れて行った。そのまま岩陰に隠れて姿が消える・・・。
 あーやってしまった!
 もしかしてこのまま大川の滝まで流されていくのか?という悪夢が一瞬頭をよぎる。冷静に考えればそんなはずないのだが。でもかなりあせって、追いかけていくと、すぐ先の岩に引っかかって止まっていた。指で丸サインを出している。ホッとした。長さにして7m位、途中1~2mの小滝を2つ流れ落ちたことになる。滝の下に岩が突き出ていたから、打ち所が悪ければ骨折しても不思議でない事故だった。かなり水を飲んだらしくゲホゲホ咳き込んでいたが、何とか五体無事で良かった。
 山、沢の経験は十分あるS先生なので安心していたが、やはり小柄で体重がないことを考慮すると、あそこは当然確保すべき場所だっただろう。細かい配慮に欠けていたなあと反省。

大川25大川26
大川27大川28

 F4を越えると後は上大川橋まで特に滝らしい滝はない。基本的に巨岩の河原歩き。左上のような単調な河原に飽きたなあという頃になると、右上のようなトロや、左下のようなナメ滝が丁度良いタイミングで現われ、興味を持続させてくれる。行く前はブタ沢を予想していたが、今日みたいに天気が良い日は、花崗岩の白と水のエメラルドグリーンのコントラストが結構美しいし、登攀の楽しさこそないものの、ちょこちょこ渓相に変化があって、案外面白い沢である。
 最後は上大川橋直前で、左岸の岩盤から4mダイブを決めて終了。橋上で手を振ってるおじさんがいて、誰かと思えば、屋久島山岳研究の第一人者太田五雄さんであった。太田さんに指差された右岸下流側のルンゼからあがっていくと、容易に林道に上がれた。14:50着。
 実力のあるパーティーなら5時間かからずに行けるコースだと思う。

 大川下部は、全体を通して2級。巨岩の河原歩きがメインで、これといった核心はない。(強いて核心らしいところと言えばF4の処理だが、これに関しては手前から左岸を少し大きめに巻いた方が安全かもしれない。)身長、体力のある人は初心者でも歩き通せるだろうが、身長がないと、巨岩の乗っ越しに苦労して、巨岩の周りを文字通り「右往左往」することになる。今回、そんなS先生のためにショルダーやお助け紐を合計10回近く使った。確保する側としては、ハーケンを1~2個持って行っていれば、セルフビレイをとるのが安心だったと思う。ザイルは今回使わずにすんだ。

 追記:Gさん撮影のF4手前の難所の動画。ここから微妙なへつりがあり、そして流された。

Comment

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S先生無事で何よりでした。
でもF3はもう一つ下の立派な滝では?
この巨大C.S.には以前大きなスズメバチの巣がついていたことがあります。
mossforester3 | URL | 2009/06/08/Mon 07:31 [EDIT]
あ、本当でした!
2週間前に撮ったF3の写真と見比べると、明らかに違いますね!
昨日見た「F2」が、2週間前とはえらく形が違うなあと思ったのですが、あれが本当は、F3ですね。F1の上は滝が2つだけと聞いていたので、勘違いしました。お恥ずかしい。
記録直します。
(ということは、F3の手前100mほどを未遡行ということになるなあ・・・)
屋久島遡行人 | URL | 2009/06/08/Mon 08:37 [EDIT]
F3の釜の出口にはもしかするとやばい吹込みがあるかもしれません。要チェックです。
mossforester3 | URL | 2009/06/08/Mon 18:28 [EDIT]
ご親切なコメントありがとうございます。
大丈夫です。F3は横から見ただけでも大迫力だったので、F2~F3間は、水際に降りずにヤブコギで済ませようと思います。(でも、行ってみたら、アップザイレンしちゃったりして・・・)
友人が撮ってくれた、F4の動画を追記でアップしましたが、これで見てても、やはりこの川の水量は凄いですね。大川の滝の水とほぼ同じ量な訳だから当たり前と言えば当たり前ですが。
屋久島遡行人 | URL | 2009/06/08/Mon 19:04 [EDIT]

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