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家族旅行 in 種子島
ONE
 20歳前後の頃、耽読した作家の一人に、リチャード・バックがいる。
 人生において、今の自分とは別の選択枝を選んだ自分。その自分が実は、今この瞬間もパラレルワールドで別の人生を送っている。そんなもう一人の自分を垣間見る旅に出る。『ONE』は、確かそんな物語であった。
 飲み会で2次会に参加するかどうか、山頂をあきらめて引き返すかどうか。そんな日々の些細なことは、自分の意思に基づいた選択のように思えて、神の眼から見下ろせば実際は運命的な必然なのかもしれない。しかし、それでもやはり、人生の折々に、自分自身の選択を迫られるときがあるように思われる。僕の端的な例で言えば、もしあの時会社を辞めていなかったら、もしあそこで別の仕事を選んでいたら、もし今の相手と結婚していなかったら・・・。別の選択枝を選んだもう一人の自分の人生は、一体今頃どうなっているのだろうか。(こういう大きな決断の方が、むしろそれまでの人生の経緯に従った、運命的必然の要素が強い気もするが。)
 こういうことは、いくら考えても仕方がないことだから普段は考えないようにしている。特に結婚云々については、自分と妻との間の子供が既に二人もこの世に生を授かった以上、考えるのも子供に対して失礼なような気がする。(そもそも今の妻以外、僕と結婚してくれる相手はいそうにないし、となるといまだに独身でフィジーかサモア辺りでゴーギャン気取りで酔い潰れて暮らしているのか?)
 それなのに、なんでこんなことを書いたのか。実は昨日種子島の海で泳いでいて、上の写真のような光景を目にし、大昔に読んだ『ONE』の表紙を思い出した。それでちょっと気になってみたというだけの話。

 閑話休題。
 8月21日夕~23日夕に、種子島に行ってきた。
 昨年頭から、ほぼ月に2回のペースで種子島に一泊の出張に行っている。いつもは近所のビジネスホテルか、職場の宿直室(最近は経費削減の折からもっぱらこちらばかり)に泊まり、仕事後は帰り道に西之表の100円ショップで買い物をするだけで、屋久島にとんぼ帰りということが多かった。が、今回は仕事は土曜の午前半日だけで、後の1日半は島内に待機していれば自由行動が許されたので、初めて家族3人を連れて、夏休みの旅行にした。
 今までの種子島のイメージは、山がない分景色にメリハリが無く、街は大きいんだけど異常に寂れていて、島の方には申し訳ないが「暗い」感じであった。仕事だから仕方なく行くけど、正直決して住みたいとは思わなかった。だが、今回は、全く逆の印象を持った。これは、熊野海岸の目の前の宿に泊まったのと、真夏に家族連れで行ったということが大きいと思う。

22日朝
朝日1朝日2

23日朝
朝日3朝日4

 屋久島と種子島は、その気候風土に始まって住人の性格までもが、「男性的対女性的」と、対で語られることが多い。今回初めて街中を離れて寝起きしたことで、少なくとも気候風土に関する限り、如何に両者が好対照なのか、身に沁みて感じることができた。朝、風も雨もなく、虫や鳥の鳴き声さえも控え目な中、穏やかな東の海から、静かに昇ってくる太陽。普段は寝坊の自分が何故か、二日とも朝焼けの海を拝んでしまった。
 そこには、驚くくらいリラックスしている自分がいて、普段雨風強い屋久島(の特に小瀬田)で暮らしている時は、どれだけ肩に力を入れていたのか気付かされた。あらゆる物の生命力が横溢するここ屋久島で、大自然と対峙しながら生きていくことが、どれだけエネルギーを使うことなのか。勿論それだけ貰うエネルギーも多いはずなのだが・・・。
 妻も全く同じ印象を持ったようだ。
 これからはちょくちょく、種子島にリラッククスするための旅をしようと思う。

 海で。 ビーチも白砂の遠浅で、危ない所がなく、安心して遊んでいられる。
千座IMGP3548.jpg

 仲良くなった、宿の子さくらちゃん(右)と一緒に、夏祭りへ。
さくら

 あ、ちなみに、この子、今日生まれて初めて意味のある単語を話しました。なんと「ウォトウ(お父)」です!!(オウム返しですけどね。)
源大変



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| | 2009/09/06/Sun 00:44 [EDIT]
コメントありがとう。
あー、えみちゃん、お久しぶりです。
夏休みは、ミーマンたちがいろいろお世話になったみたいで、どうも有り難うございました。
屋久島はイノシシはいないよ。恐いのはマムシとムカデ位です。
2年半後に新居が完成したら、ブログだけでなく是非当地に遊びに来てくださいね。
屋久島遡行人 | URL | 2009/09/06/Sun 09:50 [EDIT]

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