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追良瀬川~ウズラ石沢(その1)・白神山地沢登り記録
追良瀬下流部
 白神山地は世界自然遺産地域であり、また禁漁区です。以下の記録中の、焚き火や釣りに関する記載・写真は、全てフィクション又は合成写真であります。ご了承下さい。

 9月19日~21日、白神山地に沢登りに行ってきた。同行は大学時代の山の会後輩、哲平君。
 今回は、川魚を釣って、焚き火で語らいながら食す、そんな楽しみを求める旅である。事前に「東京マタギ」深瀬信夫さんのイワナ料理法をプリントし、各種調味料もしこたま揃え、食にかける気合はいつも以上に満々。さあ、あとはうまく釣れるだろうか!?
 
 18日、秋田の叔父の家に泊まり、19日8時、東能代駅で哲平と待ち合わせ。車で追良瀬大橋に向かう。道中の店で旅の行動食を買う予定だったが、気付いたときにはもうコンビニやスーパーが無くなってしまい、結局深浦まで足を伸ばしたため、40分タイムロスしてしまった。

 追良瀬大橋のたもと(林道を100m程行った河原に数台分の駐車スペースがあり)に車をとめて、11:10、左岸に平行して走る林道を歩き始める。食材で一杯の110Lザックが肩に食い込む。11:40、堰堤到着。左岸の踏み跡をたどって越え、そこからいよいよ入渓。
 先週の淀川の水も冷たかったが、追良瀬はさすが東北の沢。さらにもう一段冷たい。ウエットスーツを着てきて正解だったと思った。
 歩き始めて早速、左右両岸に直径1m近くありそうなブナの大木が並ぶ。屋久島の照葉樹と違って、淡黄緑色の葉っぱ越しに太陽の光が降り注ぐので、周囲は明るく開放感がある。ちなみに今日の天気は晴れ時々曇り。
 河原自体は5~30cmクラスの石がひたすらゴロゴロする、何の変哲もないもの。屋久島の巨岩河原に比べて、乗っ越しの苦労がない分歩行ペースは圧倒的にはかどるのだが、ソールの薄い地下足袋では、何せ一歩着地するごとに両足の土踏まずが痛い。よりによって秀岳荘のペラペラ地下足袋を履いてきてしまったのは大失敗だった。屋久島の沢に慣れすぎて、この足袋が登山道以上に石の河原歩きを不得意としていることを忘れていた・・・。せめてカモシカスポーツのネオプレーン地下足袋にしておくんだった、と思うも後悔先に立たず。
 ここ何日か好天が続いていたせいか水量は少ないようで、徒渉してもせいぜい膝レベル。それでも流速はかなりのものがあり、これで増水して大腿レベルまで来たら、体を流されかねないなあと思った。過去の記録でも悪天時はかなり遡るのに苦労しているものがあったが、納得である。
 歩き始めて間もなく、中高年女性4人パーティを追い越す。
白神ゴルジュ入口白神ゴルジュ出口
 13:35、一の沢出合先のゴルジュに到達。ここでも5~6人の先行パーティに遭遇。彼らは、左岸の巻き道を巻いていたが、僕らはウエットスーツを着ていた(哲平はズボンだけだが)ので、思い切って中を泳いで行くことにした。長さは15mほど。足はつかないが水流が強くないのでそう苦労せずに行ける。首まで水に漬かるのはさすがに結構冷たかったが、やっぱりゴルジュ突破はこうでなくっちゃ。
記念撮影
 ゴルジュを越えたところで、パーティのリーダーと思しき髭のおじさんが、岩にどっかり腰をかけて旨そうに煙草をくゆらせていた。どこかで見た顔な気がして、思い切って尋ねてみると、やはり、東京マタギ深瀬信夫さんであった。何というシンクロぶり!日本を代表する遡行家として本では何度も拝見しており、いつか沢の中で出逢えたらと思っていたが、まさかここでお会いできるとは思わなかった。感動して、握手と記念撮影をさせていただいた。さらに、さっき採ったキノコがナラタケという食べられる物であることも教えてもらった。感謝、感謝。
白神ブナ林1白神ブナ林2
 この先もひたすら左右両岸にブナの林が続く。水中には魚影が見え始め、今晩の獲物への期待が高まってくる。
 やがて二の沢の先のゴルジュ。これも中を行ったが、こちらはサイズ的に大したことがなかった。
五郎三郎沢出合白神テン場1
 15:40、今日の予定テン場、五郎三郎沢出合に到着。コースタイム6時間半の所を4時間半で来たことになる。今日は一日河原歩きでほとんど標高を上げなかったし、楽勝楽勝。
 左岸上に整地済みの素晴らしいテントサイトがあり、そこにテントを張るや、早々に釣りを始める。餌は釣具屋で買ってきた虫の幼虫。ところが、二人とも全くあたりがない。これはまずい。食にこだわるはずの沢旅なのに、今晩のおかずがサンマの蒲焼き二人で一缶だけになってしまう。焦りまくりながら小一時間粘ったが、結局僕はあきらめて、焚き火と炊事の支度に取りかかる。
 日没直前の18時過ぎ、粘り続けていた哲平が、あたりが来始めたと言っていたら、遂に一匹釣り上げた。慌てて僕も竿を出したら、見事に直ぐに引っかかった。両方とも20cm超、そこそこの大物であった。やはり魚にも食事の時間があるのだろう、よーし今から釣るぞと思ったが、その途端日が暮れて真っ暗になり、今日の勝負はこれまで。
イワナ1白神食事1
 今晩の食事は、イワナとナラタケと(持参の)ミョウガの素揚げを生姜醤油につけた天丼、それに海藻サラダ、干し椎茸と玉葱の味噌汁。酒は泡盛「春雨」43度。デザートはグレープフルーツでした。魚は1匹ずつしか釣れなかったけど、油料理にしたせいか結構満腹になったし、何よりおいしかったー!!満足、満足。
白神焚き火
 後は久しぶりの焚き火をゆっくり楽しんで、遅めの22時に就寝。

 明日の記録へ続く。

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