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龍神杉登山
龍神杉アップ
 今日10月30日、龍神杉に行ってきた。
 7:50、神之川林道途中の登山口に車をデポして歩き始め。(総合公園から登山口まではダートで、普通車でも行けない事はないが、地上高の高い車の方が望ましい。)歩き始めて最初の30分ほどは、林道と登山道の中間のような急な登り坂で、一気に標高を稼ぐことになる。
 龍神杉1龍神杉2
 その後、いよいよ本当の登山道(益救参道)に入ると、雰囲気は一変する。この道は、10年ほど前に数年かけて整備されたものだが、写真の通り、自然の石を絶妙に配してあり、歩きやすさの点でも自然景観の点でも実にうまく作ってあるのだ。作るに当たって小瀬田の和風喫茶『古都蕗』のご主人が一役買ったらしいが、あの店のセンスの良さと相通じているなあと感心する。こんなに歩いていて楽しく、疲れを感じさせない登山道というのはそうそうあるものじゃない。数年前に完成したばかりとは思えないほど、石も苔むしてきていて、熊野古道に似た趣のある風情である。それにしても、この石積みを手作業でコツコツ仕上げた関係者の努力には、本当に頭が下がる。
龍神杉3龍神杉4
 9:15、トロッコ道跡に達すると、道は一旦なだらかになる。この辺は樹間から木漏れ日が射し込む中、少しのんびり歩く感じになる。20分ほどで再び急登が始まり、まもなく最初の渡渉。飛び石伝いに行けるので足を濡らすことはないのだが、大雨直後の増水時は少し危なそう。この後も2回ほど渡渉が出てくる。
 龍神杉5龍神杉6
 やがて、道の脇に大きな杉が出現し始め、周囲もますます「苔苔」の世界になってきて、まだ見ぬ龍神杉への期待が否が応でも高まってくる。
 龍神杉7龍神杉8
 突然、伐採された二本の巨大杉登場。ここから先、道は周回路になっている。
龍神杉9龍神杉10
 時計回りに進んで3分ほど登った11:50、突如木製のテラスが出現。あれっと思ったらテラスのまん前に龍神杉が鎮座ましましていた。木々の間に埋もれるようにして存在していたため、気付くのが遅れたが、その実とても大きい。上の写真では人間が写ってなくてスケールを伝えられないのが残念なのだが、「龍神杉」の看板の後ろの空洞に人間数人が余裕で入り込めるサイズなのである。縄文杉と違って周囲に柵もないので、近くに寄って直接樹肌に触りながら対話できるのも嬉しい。2000年も生きてきたおじいさんのはずだが、まだまだ肌も枝ぶりも若々しい気がする。
 テラスに戻って、ゆっくり休憩。今回は沢登りではないので、昼食はプリムスを出してちょっと豪華におでんと炒め餃子、デザートにシュークリームとハーブティー。
 風の音が時おり聞こえるだけ。静かだ・・・。至福のひとときが過ぎていく。

龍神杉11龍神杉12
 この場所をいつまでも去りがたかったが、そうもいかない。13:30下山開始。歩き始めてすぐ、龍神杉よりは一回り小さいが、大きなこぶを持つ巨大杉を発見。家に帰ってから調べると、これが雷神杉らしい。ちなみに風神杉はその向かい側にあるらしいが、気付かなかった。
 
 下山途中で他パーティとすれ違った。それでも今日龍神杉を見に来た人は全部で5人。縄文杉の気違いじみた混雑ぶりが嘘のようだ。屋久島の良さは縄文杉以外の場所にあり、という僕の信念をますます強めた。16:00、車デポ地点着。

 今日は、恐らく一生忘れることのない、素晴らしい秋の一日だった。感謝。
 

 
 

Comment

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良いですね。
 風神竜神雷神杉は私も初めて屋久島に来た時に一番に心に残った場所でした。
 宮之浦からの道はまだ整備途中で存在も知らず、高塚小屋方面から僅かな目印を頼りに歩き、霧の中で一度通り過ぎてから大きな不安と共に引き返し出会った時の あの森そのものに見下ろされたような恐怖に近い感覚。
 いつかこの島の何処かにある 知られざる巨樹なんて探してみたいものです。
K崎 | URL | 2009/10/31/Sat 21:40 [EDIT]
良かったですよ。
あの大きさの割りに、ちょっと気付きにくいですよね。テラスがなければ、僕も通り過ぎていたかもしれないです。
そう思うと、「知られざる巨木探し」、なかなか難しそうですよね。縄文杉以上の巨木に数十メートルまで近寄っていながら、うっかり見落としちゃうなんてこと十分ありえそう・・・
屋久島遡行人 | URL | 2009/10/31/Sat 22:02 [EDIT]
初めまして!
来年、屋久島滞在を予定、龍神杉を訪れようとしていて、情報を集めていたところで、こちらのブログを見つけました。写真なども見た感じ、それ程の荒道でもないようだとかんじたのですが、登山道は目印など、分かりやすくなっているものなのでしょうか?
マブヤー | URL | 2012/09/25/Tue 00:51 [EDIT]
こんにちは。
本州の人気の山に比べると、登山道の目印(ピンクテープ)は少なめですが、ある程度山の経験のある方(地図とコンパスを使える方)なら、全く迷う心配はないと思います。他の登山者に遭うことはあまりないので、途中で誰かに道を尋ねるということは期待できません。それから、大雨の後などは途中の沢が増水して渡ることが出来なくなるので、行かない方が良いです。全体として縄文杉コースよりもお勧めです。
屋久島遡行人 | URL | 2012/09/25/Tue 08:10 [EDIT]

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