スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
露天五右衛門風呂造り・その8
風呂の設計図
 この写真は、五右衛門風呂に付いてきたメーカーによる設計図。たったこれ1枚を見ながら造れと言われても、僕みたいに生まれて初めてセメントをこねるようなズブの素人にはちょっと無理があるのは最初からわかっている。それで、この図面はあくまでも参考程度にして、実際は現地でアドリブで造っていた。だが、やはり、何度も行き詰まり、一回固めたレンガを壊すこと数回。結局は図面をしっかり起こして細かくカットしたレンガで正確に造って行った方が、早く確実に出来上がるということを痛感している昨今である。
 以下、かなり無駄の多い記録であるが、これから五右衛門風呂を造ろうという方の参考になるよう、あえて細かく記事にしてみる。
 この3週間ブログにはアップしていなかったが、風呂造りをサボっていたわけではなく、逆に少しでも時間のできた日は毎日土地に通い、一人風呂造りに没頭していた。前回風呂釜を炉に据えおいてからやっている作業は、レンガを組んでの煙道作りである。煙道と言うのは、風呂釜の下半分をぐるっと一周取り囲む、煙の通り道。もっと正確に説明すると、炉の吹き上げから出た煙が、左右に分かれて釜の周囲を半周ずつ回り、対角線上に位置する煙突に行くようにする予定。こんなのが無くても風呂釜の下で火を焚いて直接煙突につなげば、五右衛門風呂は沸く。しかし、煙道があると煙の熱を利用して釜の側面も温められるので、風呂が早く沸き、薪の消費も少なくてすみ、入浴者の腰周りも煙の余熱で暖められいつまでも湯冷めしにくい、と良いことづくめなのだ。これは頑張って作らない訳にはいかない。しかし、思いのほか、大変であった・・・

2月25日
風呂801風呂802
 まず、吹き上げ部分の木型をとる。コンクリートがくっつかないように木型にサランラップを巻いていたはずなのに、試行錯誤で何回も出し入れしているうちにラップがはがれていた。そのため、がっちりコンクリートに固着していてどうにも外れない。仕方なく、タガネで叩き削ったり、バーナーで焼いたり、かれこれ1時間近く奮闘してようやく外れたのが右写真。全くもって無駄な作業が多い。
 風呂803
 さて、試しにレンガを積んでみる。煙道の分はレンガを壁面5段+天井部1段で積むことに決定。しかし、後で実際にモルタルでレンガを4段目まで組んでみると、間のモルタルの厚さが加味されるので、4段+1段で十分であることが判明して修正した。あまり高いところまで煙道を通すと、お湯の量が少ないときに空焚き状態になり、背中が熱くなるし、内側のホーロー塗装を痛めるらしい。
 風呂804風呂805
 一周ぐるりとレンガを置いてみる。この段階で、炉の耐火レンガを固定するために作った六角形のコンクリート台座では、四隅の内、三方向でスペースが足りないことが判明。
 最初からちゃんと設計図を作っていればこんなことにならないのだが・・・。
 風呂806
 そこで急遽、左右の奥の台座を少し拡幅したのが上の写真。

 風呂807風呂808
 さて、焚き口から見た風呂底及び、炉の内部の写真である。
 風呂底にある排水パイプの受け部分が、本来炉の外に出ているべきはずなのだが思いっきり炉の中に入り込んでしまっており、築炉で耐火レンガを並べる際もっと風呂底の内側で支えるようにすべきだったのではないか、と気になり始めた。今のままでは風呂釜の側面に荷重がかかってしまい、釜が壊れる危険がある。と言っても、今さら耐火レンガを組み換えて、炉を一回りコンパクトに作り直すのは不可能である。そこで、炉の中に上半身を突っ込んで、風呂底の外周部分に、粘土の自家製耐火モルタルを塗りたくったのが左写真。強度補強という意味では気休め程度だろうが、これで、底板からはみ出たお尻が直火で熱せられるという事態だけは避けられそうだ。
 右写真の如く、炉の内部は、掃除すると案外きれいにできていた。これなら、風呂を焚きながら手前のスペースでピザを焼くなんてこともできるかな?

2月28日
風呂809
 煙突が立つ予定の右手前の台座部分の拡張。この日は友人の結婚式に出る前に、トムカーガイを作らなくてはならず、半分で終了。

3月5日
風呂810風呂811  
 この日は本来、大阪に出張して夜は飲み歩く予定だったのだが、事情により取りやめ。種子島出張から帰った足でそのまま土地に向かい、土砂降りの雨の中、鬱屈した気持ちを一人モルタル練りにぶつける。右手前の台座部分拡張完了。
風呂812
 それでも帰りがけに、モッチョム岳の中腹に湧き起こる雲と、雨に洗われた新緑の景色を見たら、ほんの少しだけ元気が出た。

3月6日
風呂813
 台座を作っていた六角形の型枠を外してみる。アッチャー!
 「貝塚」じゃないんだから!コンクリートでしょう!?この隙間だらけなのは、一体何なんですか。理由ははっきりしている。型枠に生コンを注ぎ込んだ後、棒で突いたりかき混ぜたりして中に混入した気泡を抜く作業を省いたせいだ。それにしてもここまでひどい仕上がりになるとは・・・。強度的に一体どれだけ持つのか、非常に不安になってくる。
風呂814風呂815
 とまあ、嘆いてばかりいても仕方がないので、いよいよ煙道のレンガを積み始める。要、水準器での水平確認。この日は結構ペースが上がり、3段目まで一気に進んだ。

3月7日
風呂818風呂819
 この日は珍しく家族登場。と言ってもほんの数十分だが・・・
風呂820風呂821
 この日の作業は、四隅の手直し。楕円形の煙道を四角形のレンガで作ろうとしているから、どうしても四隅に無理が来る。しかも、図面をおこしていないから、思いがけない隙間があったりする。中途半端な大きさの隙間は、レンガ一個が入るように、タガネで無理やり削り広げる。その上で左写真の如くうまく型枠を作って、モルタルでなんとかやりくりするのが、頭の使い所である。出来上がりが右写真。
 こういう細かい部分の作業が実は結構時間がかかって、なかなか思うようには仕事が進まないものである。
 その後4段目を途中まで積んだが、雨足がひどくなり、日没にもなったので、終了。

 頑張れ!

Comment

管理人にのみ表示する


Track Back
TB*URL

Copyright © 源頭の風景を求めて・・・. all rights reserved.
Design by Pixel映画山脈

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。